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ケニアの国連幕僚課程に初派遣 統幕校国際平和協力センター 南條1陸佐を教官で(2024年8月29日~9月20日)
2024年11月8日更新
国連PKOなどについての講義を行う南條1佐(9月10日、ケニア平和維持訓練センター)=統幕学校国際平和協力センター提供
【統幕学校】統合幕僚学校国際平和協力センター(センター長・渡邉邦嘉1陸佐)は8月29日から9月20日まで、アフリカ・ケニアの首都ナイロビにある「平和維持訓練センター」で実施された国際連合幕僚課程(UNSOC)に主任研究官の南條衛1陸佐を教官として初めて派遣した。
UNSOCは、PKOに従事する幕僚として必要な知識や技能の修得を目的に行われているもので、南條1佐は15カ国(※)の中尉から中佐までの計34人の軍人に対し、国連平和維持活動(PKO)ミッションの司令部要員として必要な知見などを教育した。
国連PKOなどに関する講義を担当すると共に、学生計17人で編成されたグループの長としても、シナリオに基づく演習を指導するなど、自身の経験を踏まえた実践的な教育を行った。
34人の軍人は、それぞれが英語、フランス語、アラビア語を母国語とし、多種多様な歴史や文化を持ちながら協力し合い、与えられた課題に向き合った。
南條1佐は約1カ月にわたる派遣期間を振り返り、・・・