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防衛関連ニュース
日英伊防衛相 次期戦闘機開発でJV設立へ 防衛装備庁 「効率化が期待できる」(2024年10月19日)
2024年11月5日更新
GCAPのブースでは次期戦闘機の模型が初めて公開された(いずれも10月19日、東京都江東区の東京ビッグサイト)
三菱重工業のブースで初めて公開された次期戦闘機と連携する戦闘支援無人機の模型
日英伊の防衛トップは10月19日、イタリアのナポリで行われたG7防衛相会合の機会に合わせ、「次期戦闘機開発」に向けた議論を行った。
3者は開発に向け、すでに設置している国際機関(GIGO)のカウンターパート機関に当たる「ジョイント・ベンチャー(JV・合弁企業)」を設立させ、来年には両機関の間で統合契約を締結するための作業を加速していくことで一致した。
JV設立について、防衛装備庁の担当者は「これまで3カ国がそれぞれの国内企業と個別に契約を結んでいたものが、企業側の窓口が一本化されることで、GIGOと双方でやりとりができるようになり、効率化が期待できる」と話す。
さらに中谷防衛相は、日本から派遣する予定のGIGOの初代首席行政官について、派遣準備を進めていることを説明、引き続き3カ国が緊密に協力していくことで合意した。
防衛装備庁 「効率化が期待できる」
また、次期戦闘機開発については、東京有明の「東京ビッグサイト」で16~19日まで行われた「2024国際航空宇宙展」に、・・・