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防衛関連ニュース
航空自衛隊創設70周年記念行事「AFFJ」 各国空軍参謀長と関係深化(2024年10月14日~18日)
2024年11月1日更新
エプロン地区には約20種類の装備品が展示された(10月17日、入間基地)
迫力のある展示飛行をした三沢基地のF35A戦闘機(10月17日、入間基地)
空幕長は「InPACT」で、空自70年の歩みや、同志国との連携について紹介した(10月15日、ザ・オークラ東京)=空幕提供
隊員からロボット犬の操作方法について説明を受けるフィンランド空軍司令官のユハ・ペッカ・ケラネン少将(10月17日、入間基地)=空自Xから
国際航空宇宙展でテープカットをする内倉空幕長(右から2番目) =10月16日、東京ビッグサイト
空自ブースで藤永国博空将補(右)から、無人機研究システムなどの展示品について説明を受ける米太平洋空軍司令官のケビン・シュナイダー大将(中央) =10月16日、東京ビッグサイト
印空軍主催の初の多国間演習に参加した各国隊員たち。ブリーフィングやイベントで交流を深めた(写真はいずれも印ラジャスターン州)=オーストラリア空軍Xから
“オープンデー”では文化交流などが行われ、空自ブースでは習字を体験してもらった (航空総隊司令部Xから)
シンガポールに初寄航した空自のF2戦闘機(シンガポール空軍パヤレバ基地)=シンガポール空軍Xから
経由地のシンガポールでパヤレバ基地司令(正面奥)らと懇談する空自パイロット(パヤレバ基地)=シンガポール空軍Xから
参加国隊員たちは“オープンデー”でヨガを体験した(インド空軍Xから)
空自は10月14日から18日まで、創設70周年記念行事として、「空軍参謀長等招へい行事(Air Force Forum in Japan)」(AFFJ)を開催した=10月24日付既報。各国空軍参謀長らを招いての行事は、2004年(平成16年)、14(同26)、16(同28)年に続き4回目。70周年を記念する今回は、19カ国20人の参謀長らとの会談を通じて信頼関係を深化させたほか、「国際航空宇宙展」や入間基地の見学を通じて、日本の航空技術や運用能力に関する理解促進を図った。(伊藤和樹)
空自への理解を促進
初日、東京都港区のザ・オークラ東京で開かれたウェルカムレセプションでは、空音(府中)の演奏で各国参謀長を歓迎。各国の民謡のほか、日本の「紅葉」や「花は咲く」を披露し、会場から温かい拍手が送られた。
翌日の多国間協議「InPACT」では、インド太平洋地域における多国間連携の重要性や、宇宙作戦能力を含む航空防衛力の役割について議論した。日米比の3者会談では、東、南シナ海における情勢の認識を共有し、力による一方的な現状変更への試みに強く反対していくことを確認。日米豪印4者会談では、空軍種間の運用などの取り組みを具体化し、さらなる連携強化を図ることで一致した。
一方、・・・