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海幕長、伊海軍シンポ参加 各国の海軍参謀長と交流(2024年10月6日~11日)

2024年10月31日更新


海底利用の重要性についてスピーチする齋藤海幕長(10月8日)

 齋藤海幕長は10月6日から11日までイタリアのベネチアを訪れ、伊海軍主催の「第14回地域シーパワー・シンポジウム(TRSS)」に出席した。同シンポは米海軍主催の「国際シーパワー・シンポジウム(ISS)」から派生して1996年に始まったもので、2年に一度開催されている。

 シンポジウムはイタリア海軍工廠内のスクアドラトーリホールで行われ、世界67カ国から海軍トップや専門家らが出席。参加者は「深海にスポットライトを当てる:人類にとっての新たなフロンティアとしての水中」をテーマに、水中環境の重要性ついて議論し、協力関係を促進した。

 齋藤海幕長は「安全で持続可能な海底の利用」についてスピーチを行い、四方を海で囲まれた日本における海底利用の重要性や海底ケーブルの保全について語った。

 また、シンポジウムの合間には各国海軍参謀長と積極的に懇談。日本を取り巻く安全保障環境や、海自の活動について理解を得ると共に、さらなる関係強化を図った。

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