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吉田統幕長、インド訪問 日米印豪共同訓練 「マラバール」を視察(2024年10月8日~11日)

2024年10月28日更新


日米印豪による共同訓練「マラバール2024」を視察し、4カ国の関係者と記念撮影に臨む吉田統幕長(前列左から4人目)。その右はペンダールカル印東部海軍コマンド司令官=10月9日、インド東部のヴィシャカパトナム港=統幕提供

 吉田統幕長は10月8日から11日までインドを公式訪問し、国防参謀長のアニル・チョーハン陸軍大将と会談すると共に、インド洋で行われた日米印豪による共同訓練「マラバール2024」を視察し、4カ国の防衛協力の深化を確認した。

 統幕長はチョーハン国防参謀長との会談の中で、今年9月の日印「2プラス2」や日印防衛相会談など、政治レベルで進められてきた2国間関係の強化に連動する形で各軍種間でも推進してきた防衛協力が、軍事レベルの関係強化に寄与してきたことに言及。両氏は今後の協力の方向性について統合レベルで戦略的な観点から議論し、認識を共有した上で、真の友情に基づく特別な日印関係をより一層発展させ、これを中核に多国間防衛協力を模索していくことで一致した。

 期間中、統幕長はベンガル湾で行われた「マラバール」を視察し、日本を代表して参加している海自のインド太平洋方面派遣(IPD)第2水上部隊の護衛艦「ありあけ」の乗員を激励。インド海軍の駆逐艦「デリー」にも乗艦し、4カ国防衛協力のさらなる発展に期待感を示した。

 統幕長は帰国後の10月17日の会見で、・・・

 

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