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101処理隊 住宅街で不発弾処理(2024年9月29日)

2024年10月25日更新


安全化した米製の不発弾の前で、101処理隊の隊員ら(左)がメディアの取材に応じた(9月29日、那覇市)=15旅団提供

 【15旅団=那覇】陸自101不発弾処理隊(那覇)は9月29日、那覇市首里山川町内の住宅街で見つかった不発弾の安全化処理作業を行った。日曜日のこの日は、現場から半径283メートル以内の周辺住民ら約470世帯、80事業所の約1400人が避難した。

那覇市で一時1400人避難

 不発弾は長さ約120センチ、直径36センチ、重さ約250キロの米国製。昨年12月12日の公共下水道工事の際に工事業者に発見され、那覇市による周辺住民への説明などを経て、安全化作業に至った。

 作業当日は陸自のほかに県や那覇市、警察、消防などで構成される現地対策本部(本部長・知念覚那覇市長)が県立首里高校に設置され、午前9時ごろから周辺住民やホテルの宿泊客などを避難させた後、交通規制を行った。

 101処理隊は10時45分に安全化作業を開始。不発弾をクレーンで吊り上げ、近くの地面を掘って構築した直径3メートル、深さ5メートルの円筒型の処理壕に降ろした。信管を慎重に回して離脱させ、・・・

 

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