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日伊共同訓練「ライジング・サン24」 F35A同士が初共演(2024年8月6日~8日)

2024年10月15日更新


両国のF35Aで編隊飛行=空幕提供


三沢基地に着陸後、誘導される伊空軍F35A(8月5日)=三沢基地Xから

伊空軍のKC767空中給油機(中央)から給油を受けて飛行する伊空軍F35A=伊空軍HPから

3空団施設隊の隊員は伊空軍のユーロファイターについて機体説明を受け、緊急時に乗員を迅速に救出できるよう備えた(8月6日)=三沢基地Xから

訓練終了後、ENDEXセレモニーでギフトを交換するナンネッディ准将(左)と藤田司令(8月8日)=三沢基地Xから

小笠原幕副長(右)とコラグランデ中将は懇談で装備品の開発協力について話し合った(8月6日)=空幕提供

日米伊の3者会談で相互理解を深めた小笠原空幕副長(中央)、コラグランデ中将(その左)、モーディング米准将(その右)=8月8日(三沢基地Xから)

F35Aとユーロファイターをバックに写真に納まる3空団と伊空軍の隊員ら(8月7日)=空自Xから

 空自は8月6日から8日まで、三沢基地とその周辺空域でイタリア空軍との共同訓練「ライジング・サン24」を実施した。伊空軍の来日は昨年に続き2回目。豪空軍演習「ピッチ・ブラック24」を終えた伊空軍のF35A戦闘機とユーロファイターを含む11機は、フィリピンを経由して三沢基地に飛来。両軍種間の共通装備品のF35Aなどによる相互運用訓練などを行い、戦術技量の向上と防衛協力のさらなる深化を図った。

日米伊の連携強化

 参加部隊は伊空軍のF35A戦闘機4機、ユーロファイター4機、KC767空中給油・輸送機、G550早期警戒管制機、C130J戦術輸送機各1機、空自から3空団(三沢)のF35A戦闘機4機と1輸空(小牧)のKC767(1機)。米軍からもF16戦闘機が参加したほか、伊空軍の展開支援で同14空団のKC767が4機飛来した。

 期間中は両国共通装備品のKC767とF35Aによる空中給油訓練をはじめ、ユーロファイターと米軍も交えた編隊航法や要撃戦闘、対戦闘機訓練などを実施。さらに、3空団施設隊の隊員が伊軍機の機体説明を受けるなどして、・・・

 

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