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多国間共同訓練「シルバー・フラッグ」滑走路等の運用基盤 迅速に復旧(2024年7月20日~28日)

2024年10月10日更新


優秀隊員として表彰され、空幕施設課の長谷川智巳1佐(右)と共に写真に納まる加川2曹(その左)=7月26日


重機を使用して飛行場の被害復旧などの訓練を行った(7月25日、いずれも米グアムのアンダーセン空軍基地)=写真はいずれも空自提供


参加国隊員たちで連携して住居用のテントを設置(7月23日)


重機を操作する比軍の女性隊員の背後から空自隊員が指導(7月24日)


器材を用い、共同で滑走路の地質を評価(7月25日)


簡易燃料タンクのための防油堤を構築(7月22日)


インドネシアの隊員と共に電気設備の修理に当たる空自隊員

 航空自衛隊は7月20日から28日まで、米グアム島のアンダーセン空軍基地で行われた米空軍主催の多国間共同訓練「シルバー・フラッグ」に参加した。基地などにおける滑走路等の運用基盤を迅速に復旧、確立する施設機能を向上させると共に、参加各国空軍と施設分野に関する共同訓練を行い、部隊の戦術技量向上と相互理解の深化を図った。

施設分野の機能向上へ

 訓練には、空自から訓練指揮官の石黒智之2佐(9空団)以下隊員約20人、豪、インドネシア、比、韓、シンガポールから計約50人が参加した。

 期間中、飛行場が被害を受けた際に各活動をスムーズに行うための指揮所活動をはじめ、飛行場被害復旧、不発弾処理などを実施。飛行場被害復旧では、・・・

 

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