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中部航空方面隊 滑走路被害復旧訓練 米軍が初参加 三沢対地射爆撃場(2024年7月8日~12日)

2024年10月9日更新

協力して路盤を固める陸空の施設隊員たち(7月11日、三沢対地射爆撃場)

 【入間】中部航空方面隊は7月8日から12日の間、青森県の三沢対地射爆撃場で「令和6年度実爆を伴う滑走路被害復旧訓練」を実施した。今回、米軍が初めて参加した。

 爆撃を受けた飛行場で、飛散物を除去後、コンクリートで穴を埋めて離着陸を可能な状態にする訓練で、復旧能力の向上と要領の深化を図るために各方面隊が交代で毎年行っている。今年は中施隊(隊司令・北川圭野1佐)を中心に陸自東方1施団5施群(群長・萩森泰聡1佐=高田)、米軍として初参加となる米第5空軍374輸送航空団施設中隊(横田)と共同で作業を行った。

 訓練前日に模擬滑走路を爆破し、実戦的な環境を整備。その後、中空司令官の門間政仁空将は「世界各地の紛争等から、滑走路への被害は蓋然性(がいぜんせい)が高い。訓練を通じて得た教訓をほかの部隊にも共有してほしい」と参加部隊を激励した。

 当日は降雨でコンクリートの施工に苦戦。セメントや・・・

 

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