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陸自・米海兵隊実動訓練「レゾリュート・ドラゴン24」 兵站・患者後送訓練など相互理解深める(2024年7月28日~8月7日)
2024年10月7日更新
1ヘリ団輸送航空隊のV22オスプレイ(左)が、米海兵隊のMV22と共同編隊飛行 (7月30日)=陸自提供
訓練開始式に臨む陸自西方の荒井正芳陸将(右)と第3海兵機動展開部隊司令官のロジャー・ターナー中将(7月28日、健軍駐屯地)=陸自提供
訓練を視察する森下陸幕長(右)とロジャー・ターナー中将=陸自提供
陸自第1戦闘ヘリコプター隊と米海兵隊第1海兵航空団第367海兵軽攻撃ヘリコプター飛行隊が、飛行訓練の前に整備を行った(8月1日、目達原駐屯地)=米軍提供
米第3海兵兵站群第3医療大隊の衛生兵と空自隊員(8月3日、空自那覇基地)=米軍提供
V22オスプレイでの患者後送訓練(8月1日)=陸自提供
島嶼侵攻する敵を迎え撃つため、日米部隊が共同で前進(7月31日、日出生台演習場)=米軍提供
離島訓練の意義強調 島嶼部守る使命果たす
陸自と米海兵隊による国内の実動訓練「レゾリュート・ドラゴン24」が7月28日から8月7日まで、九州、山口県、沖縄県の自衛隊と米軍施設で行われた。
この訓練は島嶼防衛作戦を想定し、陸自の「領域横断作戦(CDO)」と米海兵隊の「機動展開前進基地作戦(EABO)」を踏まえて、作戦レベルと戦術レベルでの連携を具体化することを目的に、2021(令和3)年から行っている。今回は、日本側から海空自を含めた約5700人、米側から初参加の米第12海兵連隊を含めた約3200人が参加した。
担任官を陸自は西方総監の荒井正芳陸将が、米側は海兵隊第3海兵機動展開部隊司令官のロジャー・ターナー中将が務めた。
8月4日の記者会見で荒井陸将は「島嶼部の作戦は防衛白書に書かれているとおり重要な使命の一つ。この能力を向上するためにさまざまな離島で訓練をしていくのは必要」と訓練の意義を強調した。
訓練では、・・・