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防衛関連ニュース
中露艦艇8隻が宗谷海峡を東進太平洋へ出る(2024年9月22日~23日)
2024年10月4日更新
海自は9月22日から23日にかけて、中国海軍とロシア海軍の艦艇計8隻が共同で宗谷海峡を東進したのを確認した。
8隻は中国海軍の「レンハイ」級ミサイル駆逐艦(艦番号104)、「ルーヤンⅢ」級ミサイル駆逐艦(117)、「ジャンカイⅡ」級フリゲート(547)、「フチ」級補給艦(889)、ロシア海軍の「ウダロイⅠ」級駆逐艦2隻(548、564)、「グリシャV」級小型フリゲート2隻(332、375)。これらは22日の午前6時ごろ、奥尻島(北海道)の西約300キロの海域を北東に進み、23日、宗谷海峡を抜け太平洋へ出た。
また、同22日午後11時ごろには、礼文島(北海道)の北西約60キロの海域を東進する中国海軍「ドンディアオ」級情報収集艦(794)も確認。
その後23日にかけて、当該艦艇は宗谷海峡を東に通過した。
海自の11護隊(横須賀)の護衛艦「ゆうぎり」、15護隊(大湊)の護衛艦「はまぎり」、1ミサイル艇隊(余市)のミサイル艇「くまたか」、2空群(八戸)のP3C哨戒機が警戒監視に当たった。