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魚釣島西海域で中国測量艦確認

2024年4月17日更新

 海自は3月22日午前5時ごろ、沖縄県・魚釣島の西約70キロの海域で、中国海軍「シュパン」級測量艦(艦番号26)を確認した。

 同艦は沖縄県・与那国島と沖縄県・西表島の間を南西に進み、太平洋に出た。

 25日午前0時ごろには、与那国島の南約40キロの海域で、「シュパン」級測量艦(29)を確認した。

 その後、与那国島と西表島の間を北東に抜け、魚釣島の西約80キロの海域を通過した。

 12護隊(呉)の護衛艦「とね」、5空群(那覇)のP3C哨戒機が警戒監視・情報収集に当たった。

 さらに25日から27日にかけて、「ジャンカイⅡ」級フリゲート(549「常州」)、「ルーヤンⅡ」級ミサイル駆逐艦(150「長春」)を確認した。

 沖縄県・宮古島の南約150キロから沖縄県・石垣島の南約170キロの海域を遊弋した後、28日にかけて、与那国島と台湾の間を北に進み、東シナ海に向かった。

 2隻は23日午前11時ごろにも、鹿児島県・奄美大島と鹿児島県・横当島の間を航行していた。

 12護隊(呉)の護衛艦「とね」、1空群(鹿屋)のP1哨戒機、5空群(那覇)のP3C哨戒機が情報収集に当たった。

 31日午後2時ごろには、長崎県・対馬の北東約50キロの海域で、「ジャンカイⅡ」級フリゲート(576「大慶」)、「ルーヤンⅢ」級ミサイル駆逐艦(123「淮南」)、フチ級補給艦(903)を確認。

 3隻は対馬海峡を南西に進んで東シナ海に抜けた。

 3ミサイル艇隊(佐世保)のミサイル艇「おおたか」、4空群(厚木)のP1哨戒機が警戒監視を行った。

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