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「武器等防護」 昨年は27件 防衛省(2024年3月18日)

2024年4月16日更新

 防衛省は3月18日、2016年3月施行の「平和安全法制」で新設された「自衛隊法95条の2」に基づき、自衛隊が23年に実施した米軍等に対する「武器等防護」の実績が計27件だったことを公表した。このうち5件が豪軍(豪艦艇と豪航空機)に対する防護だった。

 内訳は「弾道ミサイル警戒を含む情報収集・警戒監視活動」中の米艦防護が4件だったほか、「共同訓練」中の米艦防護が13件、米航空機防護が5件、豪艦防護が4件、豪航空機防護が1件だった。

 日時や場所などの詳細は非公表。日米豪3カ国の共同訓練における米艦防護と豪艦防護については、米国と豪州にそれぞれ「2件」ずつ計上した。「武器等防護」は平時やグレーゾーン事態で自衛隊が最小限の武器使用で米軍等の装備を守る任務。

 16年12月に運用を開始して以来、これまでの実績は17年が2件、18年が16件、19年が14件、20年が25件、21年が22件、22年が31件に上っている。

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