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陸自高工校第67期卒業式 防衛相ら臨席 312人巣立つ(2024年3月20日)

2024年4月12日更新


自衛隊最高指揮官の岸田首相によるビデオメッセージが流れ、卒業生を祝福した(写真はいずれも3月20日、横須賀市の高工校)


小林蓮太郎生徒による答辞

 【高工校=武山】陸上自衛隊高等工科学校(校長・今井俊夫陸将補=現統幕首席後方補給官)は3月20日、卒業式を行った。新型コロナ禍の2021(令和3)年4月に入校した第67期生312人の門出には、木原防衛相をはじめ森下陸幕長や自衛隊部内外から多数の来賓が駆けつけたほか、岸田首相も現職首相として初めてビデオメッセージを寄せた。さらに、5年ぶりにコロナによる制限撤廃を受けて、卒業生の家族約800人が全国から参加し、困難な時期を乗り越えた卒業生の晴れの日を多くの人たちが見守った。

 式は国歌斉唱の後、卒業生一人ひとりに今井学校長から卒業証書が手渡された。「陸上幕僚長表彰」では、在校中に特に優秀な成績を修めた卒業生3人が登壇。小林蓮太郎、渡邊健太郎、山内嶺夢(れむ)の各生徒に森下陸幕長から賞状と記念の盾が授与された。

 併せて、「学校長賞」には、小田翔輝、宮野峻(たかし)、武田勇輝の各生徒が、「体力優秀賞」には石田煌真(こうま)生徒が、「射撃優秀賞」には矢口智康生徒がそれぞれ選ばれた。また、「皆勤賞」には計54人の生徒が選出され、代表して志鎌拳志郎生徒が今井学校長から賞状とメダルを贈られた。

 谷誓哉生徒の「申告」の後、今井学校長が式辞で「共に卒業を迎えることができた同期との『縁』、支えてくれた家族や学校職員などへの『恩』を忘れず、常に感謝の心を・・・

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