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奄美大島東海域で中国艦4隻を確認(2023年11月12~15日)

2023年11月24日更新

 海自は11月12日午後6時ごろ、鹿児島県・奄美大島の東約120キロの海域で、中国海軍「レンハイ」級ミサイル駆逐艦(艦番号101「南昌」)、「ルーヤンⅢ」級ミサイル駆逐艦(122「唐山」)、「ジャンカイⅡ」級フリゲート(550「維坊」)、「フチ」級補給艦(903「可可西里湖」)の計4隻を確認した。

 13日にかけて奄美大島と鹿児島県・横当島の間を南西に進み、東シナ海に入った。

 1補隊(佐世保)の補給艦「はまな」が警戒監視・情報収集を行った。

 また、15日午前6時ごろには、鹿児島県・種子島の北東約60キロの海域で、「ルーヤンⅢ」級ミサイル駆逐艦(132「蘇州」)、「ジャンカイⅡ」級フリゲート(529「舟山」)、「フチ」級補給艦(904「高郵湖」)を確認した。

 これらは大隅海峡を西に進み、東シナ海に出た。

 15護隊(大湊)の護衛艦「ちくま」、4空群(厚木)のP1哨戒機が警戒監視・情報収集に当たった。

 さらに同日正午ごろ、長崎県・対馬の北西約20キロの海域で、「ドンディアオ」級情報収集艦(799)を確認した。

 その後、対馬海峡を南西に抜けて東シナ海に入った。

 同艦は10月28日に沖縄本島と沖縄県・宮古島の間を南東に進み、11月9日には大隅海峡を西に抜けており、大隅諸島から沖縄本島までを挟むように航行していた。10日には対馬海峡を北東に進んでいて、対馬を囲むような航跡を見せた。

 15護隊(大湊)の護衛艦「おおよど」、4空群(厚木)のP1哨戒機が情報収集を行った。

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