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「自衛隊音楽まつり」開催 4年ぶりコロナ制限撤廃(2023年11月16~18日)

2023年11月24日更新


今年が最後の出演となった在日米陸軍軍楽隊をはじめ、米海兵隊や陸海空各音楽隊の合同演奏では、日米の指揮者が肩を組み「ドラゴンナイト」を披露。同軍楽隊へ感謝と友好の意を表し、聴衆に感動を与えた(11月18日、いずれも千代田区の日本武道館)


行進曲「軍艦」に合わせて錨のマークを形作る海自東音(11月16日)


4年ぶりに復活し、全員が初参加の防衛大学校儀仗隊。見事な「ファンシードリル」で魅せ、会場を沸かせた(11月18日)

 4年ぶりに制限が撤廃された「令和5年度自衛隊音楽まつり」が11月16日から18日(16日はリハーサル公演1回のみ)の3日間、東京都千代田区の日本武道館で行われた。今年は4年ぶりに防衛大学校儀仗隊が復活したほか、海外からのゲストバンドとしてマレーシア中央軍音楽隊が初参加。そして、これまで長年にわたって音楽まつりを盛り上げてきた在日米陸軍軍楽隊が最後のステージとなるなど、話題満載の音楽まつりとなった。(寉見陽平、櫻井穂乃香)

在日米陸軍軍楽隊が最後のステージ

 今年の自衛隊音楽まつりのテーマは「+×(タスカケル)ヒビク 終わらない力の始まり」。

 これまで制限下でできなかったこと。そんな「『足し算』で積み重ねてきた多くの思いも、今回からは抑えられる必要もなく、『かけ算』的な飛躍で存分に音を響かせ、今ここから新たに始まる『終わることのない力』を奏でる」というメッセージが込められている。

 今年はコロナ前と同水準の約2万6千人が来場し、17日には木原防衛相が、18日は宮澤副大臣と吉田統幕長が姿を見せた。

 公演は全5部構成で、第一章では空自中音(指揮・原田悠生2尉)が、昨年度のフランスと今夏のスイスにおける国際軍楽祭参加時に実感した、日本のアニメやゲームの知名度の高さを踏まえ、人気ゲーム「ファイナルファンタジー」・・・

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