地対空誘導弾ペトリオット
- 2025年12月12日
- 読了時間: 2分
更新日:2025年12月19日
●諸元、性能
ミサイル
・PAC−2
全長 | 約5m |
|---|---|
直径 | 約0.4m |
重量 | 約1t |
射程 | 百数十km |
速度 | 数マッハ |
燃料 | 固体1段 |
・PAC−3
全長 | 約5m |
|---|---|
直径 | 約0.25m |
重量 | 約0.3t |
射程 | 数十km |
速度 | 数マッハ |
燃料 | 固体1段 |
・PAC−3MSE*
全長 | 約5m |
|---|---|
直径 | 約0.3m |
重量 | 約0.4t |
射程 | 約百数十km |
速度 | 数マッハ |
燃料 | 固体2段 |
*MSE-Missile Segment Enhancement
誘導方式
プリプログラム+指令+
*TVM(PAC−2)
*TVM=TrackViaMissile
(ミサイルを経由して目標情報を入手し、地上で誘導計算を行い、ミサイルを誘導)
プリプログラム+指令+アクティブ(PAC−3及びPAC−3MSE)
●構 成
レーダー装置、射撃管制装置、発射機、アンテナマスト・グループ、電源車、ミサイル
●備 考
ペトリオットは、ナイキおよびホークの後継として米陸軍により開発され、1980年から生産を開始、米国および欧州などに配備されている。
わが国においても、ナイキの後継としてライセンス生産により取得することが決定され、昭和60年度から整備に着手し、平成6年度中に第5高射群(那覇)へ配備して、ナイキからの換装を完了した。
ペトリオットは、現存する中距離SAMのなかでは最も優れたシステムといわれ、多機能フェーズド・アレイ・レーダーおよびTVM誘導方式の採用と相まって、コンピューターの大幅な活用による各種機能の自動化、迅速化、高精度化が図られ、強ECM環境下、超低高度から高高度に至る複数目標に対し、同時に対処可能であり、かつ高い撃墜能力を有している。
また、湾岸戦争で使用されたペトリオット・システムは、ベーシック・タイプのシステムを能力向上(ミサイル対処能力、ECCM能力など)させたものであり、わが国でも平成7年度から配備を開始した。
15年度からは、早期警戒管制機E−767(AWACS)との連接機能の付加とミサイルの誘導性能の強化に関する改善が逐次実施されている。
弾道ミサイル防衛(BMD)システムの整備では、地上配備型下層ウェポンシステムとしてペトリオットの能力向上とPAC−3ミサイルの早期取得が予算計上され、平成22年度までに3個高射群(第1、第2、第4)及び教育所要分の配備を完了し、平成25年度に第5高射群、平成26年度に第6高射群、平成27年度に第3高射群への配備が完了した。
令和元年度からは、弾道ミサイル対処能力が向上したPAC−3MSEミサイルを運用するため、能力向上型ペトリオットの配備が開始された。














