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陸自 LFS & LFJを初連接開催 陸軍種トップ 日米豪比印マレーシアが会談(2025年12月16日~18日)
2025年12月24日更新

日米豪比印マレーシア6カ国の陸軍種トップら計8人が参加し、過去最大級のLFSとなった(12月18日、千代田区の三番町共用会議所)

LFJで基調講演する荒井陸幕長(12月17日、文京区の東京ドームシティ・プリズムホール)
陸上自衛隊は12月16日から18日まで、毎年実施している「LFS(ランド・フォーシーズ・サミット)」と「陸上自衛隊フォーラム」を連接させて開催した。同フォーラムは今年から「LFJ(ランドパワー・フォーラム・イン・ジャパン)」に改められ、LFSに招待した同盟・同志国の陸軍トップらによるパネルディスカッションなどを実施、国際化を図った。荒井正芳陸上幕僚長は17日に行われた基調講演で「インド太平洋地域の平和と安定の実現に、我が国のランドパワーがどのように貢献できるかを一緒に考え、それぞれの立場でさまざまな可能性を見出してほしい」と開催の意義を強調した。
防衛関連企業88社が展示
陸自は今回、2014年から開催してきた「陸自フォーラム」を「LFJ」に改め、大幅に刷新した。
昨年から無人機やAI(人工知能)の防衛関連企業などを招待し、約40の企業・団体がブースを出展したが、今年はその数を倍の88社にまで拡大。さらに、23年から毎年12月に開催していた「LFS」と連接させ、米豪比マレーシアの4カ国から計6人の陸軍トップらを招へい、基調講演やパネルディスカッションが開催された。
「LFS」にマレーシア陸軍が参加するのは初めてで、印陸軍参謀長のウペンドラ・ドウィヴェディ大将は12月18日の多国間会議にオンラインで加わった。
荒井陸幕長は多国間会議の冒頭あいさつで、・・・