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石破首相 国連で一般討論演説 「対立よりも寛容を」(2025年9月23日)
2025年10月2日更新
第80回国連総会の議場で一般討論演説を行う石破首相(9月23日、米ニューヨークの国連本部)=内閣広報室提供
石破茂首相は9月23日(日本時間24日)、米ニューヨークの国連本部で一般討論演説を行った。
創設80年を迎えた国連について、特に「安全保障理事会」の機能不全を指摘。その最たる例として、「ロシアによるウクライナ侵略」を挙げ、「国際の平和と安全に特別な責任を有するはずの安保理常任理事国が、隣国を侵略し、国際秩序の根幹をゆるがしている」と述べ、「安保理の改革を今こそ断行しなければならない」と訴えた。
中東情勢をめぐっては、これまで日本として米国と歩調を合わせてきた「パレスチナの国家承認」について、「『国家承認するか否か』ではなく、『いつ国家承認するか』の問題だ」と踏み込み、「イスラエル政府による一方的行為の継続」を強くけん制した。
また、戦後80年を念頭に第2次大戦の敗戦国・日本が・・・