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海自史上最大の護衛艦「いずも」就役
那覇に5移動通信隊 豊平駐60年の歴史に幕 年度末改編

2015年4月1日更新

 新型のヘリ搭載護衛艦「いずも」の艦尾ポールに自衛艦旗が初めて掲揚され、飛行甲板上で敬礼する乗員。その後方中央には胸に手を当て、同艦の就役の瞬間を見守る中谷防衛大臣の姿が見える(3月25日、横浜市のジャパンマリンユナイテッドで)

 3自衛隊の平成26年度末部隊改編行事が3月25日付とその前後で行われ、陸自では自衛隊札幌病院が豊平から真駒内に移転した。これに伴い、60年の歴史を持つ豊平駐屯地は廃止された。海自では史上最大の護衛艦「いずも」が就役、横須賀に配備された。ヘリ9機を搭載でき、対潜能力が大幅に強化。離島防衛では3自の指揮中枢艦となり、陸・空自ヘリ部隊の運用拠点にもなる。空自では南西地域の部隊間通信を強化するため、那覇基地に27日付で「第5移動通信隊」が新編された。


陸自は「創隊以来の大改革」(岩田陸幕長)に向け、26年度末に部隊改編事業に着手した。

 陸自版海兵隊≠ニなる「水陸機動団」(仮称、人員約3千人)を27年度末に新編することから、その部隊編成に当たる「水陸機動準備隊」(仮称)が3月26日、長崎県佐世保市の相浦駐屯地に新編された。

 準備隊は隊長の樋口毅2佐以下10人で立ち上げられ、同隊は1年かけて水陸機動団の骨格をつくる。

 北方では豊平駐屯地(札幌市豊平区)にあった「自衛隊札幌病院」が真駒内駐屯地(同市南区)に移転したのに伴い、豊平駐屯地は3月25日付で廃止された。

 廃止式では札幌病院長の千先康二陸将らが正門の自衛隊札幌病院の門札を外し、豊平駐屯地は60年の歴史に幕を閉じた。新札幌病院は4月1日、大災害にも対応可能な最新機能を盛り込んだ病院として一般外来も開院した。

 中方では第8高射特科群(青野原)に最新の中距離地対空誘導弾(中SAM)を装備した「第343高射中隊」が3月26日付で新編された。同隊は牧野晃也1尉以下53人で編成、中方唯一の新中SAM部隊として防空の任に当たる。

 このほか陸自は師団・旅団ごとに会計隊を集約し、指揮系統を一本化する。

 海自の編成替えは3月25日を中心に行われた。

 新型のヘリ搭載護衛艦「いずも」(1万9500トン)が25日に就役、1護隊(横須賀)に配備されたのに伴い、同隊に所属していた「ひゅうが」は舞鶴の3護隊に転籍。40年間にわたり第一線で活躍した3護隊の「しらね」は惜しまれながら除籍された。

 ミサイル護衛艦では、1護隊の「しまかぜ」と6護隊(佐世保)の「ちょうかい」が8護隊(佐世保)に転籍。4護隊(呉)の「はたかぜ」は1護隊に、8護隊の「きりしま」は6護隊に移った。汎用護衛艦の「いなづま」は8護隊から4護隊に転籍した。

 潜水艦隊では9日付で潜水艦「こくりゅう」(2950トン)が就役、4潜隊(横須賀)に配備された。これに伴い、乗員の教育訓練を担ってきた練習潜水艦「ふゆしお」が呉で除籍された。

 また4潜隊の「たかしお」が2潜隊(横須賀)に配置替えとなり、2潜隊の「おやしお」は練習潜水艦に種別変更され、1練習潜水隊(呉)に転籍となった。

 掃海艇では3月19日付で中型掃海艇「はつしま」(570トン)が就役し、横須賀地方隊の41掃海隊に配備された。

 空自の部隊改編では、3月27日付で那覇基地に「第5移動通信隊」(隊長・佐野和慶3佐以下25人)が新編された。

 同隊は航空システム通信隊(市ヶ谷)移動通信群隷下の部隊で、南西地域の固定通信網の代替を主要任務とし、今後は迅速に南西諸島の島嶼部に機動展開できるよう訓練を実施していく。

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