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防衛省 C2輸送機に撤収命令 邦人退避 ジブチに待機中の2機(2025年7月1日)

2025年7月11日更新


撤収の準備を進めている空自C2輸送機(6月22日、ジブチ)=統幕提供

 イスラエルとイランとの停戦状態が維持されたことを受け、防衛省は7月1日、中東地域からの邦人退避に備えアフリカ東部ジブチに派遣されている航空自衛隊C2輸送機2機に撤収命令を出した。

 7月前半には空自入間基地(埼玉県)に帰国する予定だ。交戦中は両国の支援もあり、邦人は陸路で第三国へ逃れた。

 イスラエルとイランによる停戦合意が維持されていることや、両国からの退避を希望する邦人とその家族が陸路で第三国に移動したことなどから、自衛隊機を待機させておく必要性がなくなったと判断した。

 防衛省によると、防衛相が退避の準備命令を出した後、輸送の実施命令を出さずに帰国したケースは今回で5件目となる。

 C2輸送機は陸自と空自の隊員約120人を乗せて、6月21日、美保基地(鳥取県)から離陸した。 

 22日には・・・

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