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海自ヘリ2機が衝突、墜落 1人死亡、行方不明7人(2024年4月20日)

2024年4月26日更新


海自の「SH60K」哨戒ヘリ=海自ホームページより

 4月20日、伊豆諸島(東京都)鳥島の東方海域で訓練を行っていた海自のSH60K哨戒ヘリ2機が飛行中に衝突、墜落した。2機には機長を含む4人ずつ計8人が搭乗しており、うち1人を収容、死亡が確認された。海自は引き続き残り7人の捜索に全力を挙げている。

 墜落したのは22空群22空(大村)のSH60K哨戒ヘリ「16号機(機長・松田拓也3佐)」と、同24空(小松島)の「43号機(機長・板村一輝3佐)」。

 海自はこの日、鳥島の東約280キロの海空域で夜間の対潜戦訓練を実施。護衛艦8隻、哨戒ヘリ3隻、潜水艦が参加していた。護衛艦「はぐろ」から発艦した16号機と、護衛艦「きりさめ」から発艦した43号機は、もう1機の哨戒ヘリと共に潜水艦を捜索・探知する訓練を行っていた。午後10時38分に16号機の通信が途絶し、1分後に訓練に参加していた艦艇が同機の緊急信号を受信。また、午後11時4分には43号機の通信も途絶・・・

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