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国際軍事医学会が日本初開催 最前線の医療処置を共有(2025年12月2日~5日)
2025年12月15日更新

国際軍事医学会が日本初開催 最前線の医療処置を共有
防衛省・自衛隊と米インド太平洋軍が主催する「インド太平洋国際軍事医学会議(IPMHE)2025」が12月2日から5日まで、パシフィコ横浜で開かれた。日本での開催は初めて。会議にはアジアや大洋州、北米、欧州の22カ国の衛生部門のトップや実務者が参加し、最前線の知見や研究成果を共有した。
同会議は2年に1度、インド太平洋地域で開催されている。今回のテーマは「軍事医療の相互運用性の未来:変化する世界におけるレジリエンスの構築」。
開催期間中には各分野の第一人者による基調講演などが行われたほか、実務者による発表などもあった。
このうち、自衛隊中央病院の衛生資材部長の山本哲生1陸佐(医官、医学博士)が、東日本大震災で発生した福島第1原発の事故対応を解説した。
山本氏は事故当時、・・・