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日米豪が離島防災訓練実施 南海トラフ地震による津波を想定(2025年11月15日)

2025年12月1日更新


陸自の大型輸送ヘリコプターCH47で重傷患者の搬送訓練を実施(11月15日、新島)=統合作戦司令部提供

 自衛隊は11月15日、東京都・新島村合同総合防災訓練に連携し「令和7年度日米豪共同離島等統合防災訓練」を実施した。南海トラフ地震による津波を想定し、離島での大規模災害に迅速に対応するために輸送艦を拠点に人員や物資の輸送能力の向上を図った。訓練には米軍、豪軍の部隊が加わったほか、サウジアラビア軍がオブザーバーとして参加。

 訓練は東京都の新島、式根島を中心に実施され、統合作戦司令部(JJOC)や、陸海空自衛隊の各部隊が航空機や艦艇を活用して被害情報を収集し、救出活動などを演練した。

 特に海上自衛隊の輸送艦「しもきた」を拠点にした訓練で、米軍や自衛隊のヘリコプターで離島へ人員や物資を輸送することで連携強化を図った。

 加えて、島内では、・・・

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