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催涙剤の充填完了 関東補給処化学部加工場
2023年5月26日更新
気密服を着用し、催涙球を作製する関東補給処化学部の隊員(茨城県の霞ヶ浦駐屯地)
【関東補給処=霞ヶ浦】関東補給処(処長・柿野正和陸将)はこのほど、関東補給処化学部加工場(霞ヶ浦)で「令和4年度催涙剤充填(じゅうてん)作業」を実施した。
この業務は陸自の生産計画に基づき、催涙剤を催涙球(弾体)に充填するもので、自衛隊で唯一、催涙剤の合成や充填などを取り扱う技術を持つ「関東補給処化学部」だけが実施できる。
作業では、送風形気密服を装着した隊員と事務官等が協力し、弾体への充填や計量、塞栓(そくせん)の取り付けを行った。この際、催涙球の重量が厳密に定められていることや、塞栓から催涙剤の漏れが・・・