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自衛隊中央病院 ウクライナ負傷兵受け入れ 足切断の2人をリハビリ治療(2023年5月18日)

2023年5月25日更新


会談でウクライナのコルスンスキー駐日大使(左)と握手を交わす浜田防衛相(5月18日、防衛省)=防衛省提供

 浜田防衛相は5月18日、ウクライナのセルギー・コルスンスキー駐日大使と防衛省で会談し、ロシアによる軍事侵略で負傷したウクライナ軍の兵士2人を自衛隊中央病院(東京都世田谷区、福島功二病院長)=29診療科・500病床=に受け入れ、リハビリ治療を行う方針を伝えた。

 ウクライナ政府からの要請に日本政府が応えたもので、自衛隊病院が他国軍の負傷兵を受け入れるのは初めてとなる。

 2人は共にウクライナ軍に所属する20代の男性兵士(氏名・階級・年齢は非公表)で、1人は両足、もう1人は片足のそれぞれひざ下を切断する重傷。6月中に来日し、医師の指導の下で1~2カ月間かけて治療を受けながら、義足を装着した歩行訓練など、日常生活への復帰に向けたリハビリに臨む予定だ。

 渡航や入院などにかかる費用は1人当たり220万円から420万円と見込まれ、原則として・・・

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