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旧海軍ジェットエンジン資料 航空宇宙技術遺産に認定 入間の修武台記念館に保管(2023年4月14日)

2023年5月19日更新


認定を祝って記念写真に納まる空幕人事教育部教育室長の野村信一1佐(左から3番目)、同部の廣瀬貴之2佐(その左)、修武台記念館運営室長の美藤3佐(同右)。左端は日本航空宇宙学会の鈴木宏二郎会長、右2人は同時受賞したIHIの山下昌信部長と飯塚清和主査(右端)=4月14日、日本科学未来館(日本航空宇宙学会提供)


航空宇宙技術遺産に認定された「ネ20」ジェットエンジンの関係資料

 【空幕】空自入間基地修武台記念館に所蔵されている旧海軍「ネ20」ジェットエンジン関係資料が4月14日、IHIが保有する同エンジンと共に、一般社団法人日本航空宇宙学会の定める「航空宇宙技術遺産」に認定された。

 航空宇宙技術遺産は、我が国の航空宇宙技術発展史を形作る画期的な製品や技術を顕彰して後世まで伝え、今後の航空宇宙技術の発展に寄与することを目的に、同学会が認定し、認定証を授与しているもの。

 修武台記念館は主に自衛官の教育を目的とする施設として旧軍や航空自衛隊に関する資料等を保管・展示しており、今回認定されたのは、旧海軍の開発した初のジェット機「橘花(きっか)」に搭載された「ネ20」エンジンに関連する資料。開発に当たった種子島時休海軍機関大佐(戦後に防大教授)が保管していたもので・・・

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