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政府 シナイ半島に2隊員派遣 MFO司令部 南スーダンも1年延長(2023年5月12日)
2023年5月18日更新
政府は5月12日の閣議で、エジプト東部のシナイ半島でエジプト、イスラエル両軍の停戦監視に当たる「多国籍軍・監視団(MFO)」の司令部に自衛官2人を追加派遣し、計4人体制とすることを決めた。MFOからの要請に応じた。
現在派遣中の2人は司令部で連絡調整業務に当たっており、追加の2人は司令部や遠隔地などのインフラ整備を担う予定だ。
防衛省は2016年3月施行の「平和安全法制」で可能となった「国際連携平和安全活動」に基づき、国連が統括しない国際貢献活動に従事する初のケースとして、19年4月から陸自幹部2人をシナイ半島南端の紅海に面したエジプト・シャルムエルシェイクの現地司令部に1年任期で派遣している。
一方、同日の閣議では、国連平和維持活動(PKO)協力法に基づく「国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)」司令部への自衛隊員の派遣期間を来年5月末まで1年間延長することも決定した。
南スーダンでは・・・