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日仏2プラス2 新「ロードマップ」策定へ 次世代機雷探知技術で共同研究（2023年5月9日）
2023年5月18日更新
日仏「２プラス２」にオンラインで臨む（右から）浜田靖一防衛相、林芳正外相（外務省）＝写真はいずれも５月９日、防衛省提供
画面越しに会談するフランスの（左から）セバスチャン・ルコルニュ軍事相、カトリーヌ・コロンナ欧州・外務相
日仏両政府は５月９日、外務・防衛担当閣僚協議「２プラス２」をオンラインで開き、安全保障分野など日仏協力に関する新たな「ロードマップ」（２０２３～２７年）の策定に向けて連携していくことで一致し、共同声明を発表した。自衛隊とフランス軍との間で共同運用・演習を実施する際の行政上・政策上・法律上の手続きを相互に改善するための恒常的な枠組みに関する議論をさらに加速させることも確認した。防衛装備・技術協力では、次世代機雷探知技術に関する共同研究を着実に進展させていくことを申し合わせた。
演習手続き相互改善の議論加速
日仏「２プラス２」は２０１４年１月（パリ）、１５年３月（東京）、１７年１月（パリ）、１８年１月（東京）、１９年１月（仏ブレスト）、２２年１月（オンライン）に続き、今回で７回目。
協議には日本から浜田靖一防衛相、林芳正外相、フランスからセバスチャン・ルコルニュ軍事相、カトリーヌ・コロンナ欧州・外務相が出席し、約１時間４０分行われた。
冒頭、仏側が「『特別なパートナー』である日本との間で一層緊密に連携していきたい」と呼び掛けた。これに対し、林外相は「同志国であるフランスとの一層の連携強化は不可欠だ」との認識を示し、先月のアフリカ北東部スーダンからの邦人退避に際し、仏側から受けた支援と協力に改めて謝意を表明した。
続いて浜田防衛相は、国際社会が直面する厳しい安全保障環境を指摘した上で「あらゆる地域で力による一方的な現状変更を引き起こさないためにも、インド太平洋地域にＥＵ加盟国としては唯一、常続的な軍事的プレゼンスを有するフランスとの連帯がより一層必要だ」と強調した。
協議では・・・
