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朝雲寸言2008/2/14付
先週2月5日は米大統領選の候補者指名争いのヤマとなるメガ・チューズデー、今週14日はバレンタインデーだが、もうひとつ、16日は北朝鮮の「将軍様」の誕生日だ。
といって急に何かが起きることもなさそうだが、アメリカも日本も国内政局に目が向いて、北の核問題がほとんど話題にならないのは、やはりおかしい。
昨年秋、6者協議は、北が年内に3カ所の核施設を無能力化するとともに、ウラン濃縮を含む核計画を申告し、アメリカなどはその見返りとして北朝鮮に重油を提供、テロ支援国家の指定を解除することで合意した。年を越した今日、無能力化の完了も、核計画の完全な申告も行われていない。
一方、当のアメリカの姿勢は揺れている。国務省からは、核計画の申告をすればテロ支援国家の指定を解除するとのメッセージが流され、これに対してCIAや大統領府は、北が核計画を続行しているとか、日本人拉致問題を含む人権問題の解決が先決と、早期の指定解除には否定的だ。
66歳を迎える「将軍様」は、米国内の分裂をどんな気持ちで眺めているのか。アメリカに武力攻撃の選択肢はない。民主党政権になれば北に融和的な姿勢に変わる。自分もまだまだ死にそうにない。バンコデルタに預けておいた30億円も懐に入ったし、韓国からは重油も来ている。慌てて行動する必要はない。
かくして、北のごね得状態はまだしばらく続くのだろう。
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