5月の朝雲ニュース
 
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5月27日付

1. 東ティモール 支援任務を終了 派遣部隊に撤収命令 復興作業は現地政府に

2. 有事関連7法案が衆院通過

3. イラク1次隊 2波230人が帰国 月内に3波も 2次隊2波サマワ入り

4. 拉致被害者家族5人を空輸  北朝鮮から政専機

5. 防衛交流の重要性確認 石破長官 露大使と意見を交換

6. 総隊戦技競技会始まるG・L空域

5月20日更新

15年度3自衛隊災害派遣実績 件数減り人員増える

5月20日更新

1. <イラク支援群> 1次隊(第1波110人)が帰国 北方総監「復興の芽、育てた」

2. インド洋に交代艦出発 「こんごう」「ありあけ」 2度目の支援業務

3. <東ティモールPKO> 「あとはOBが引き受けた」 現地に訓練センター開設
  元施設団長ら NPOで技術者養成

4. 防衛庁50周年 9月8日に記念式典 11月7日に記念観閲式

5. 空自F15 百里・小松沖で空中給油訓練 米軍機と運用要領演練

5月13日付

<春の叙勲> 松本元施設庁長官に瑞重章 防衛庁関係 129人が受章

5月13日付

1. <イラク復興支援> 2次隊第1波が出発  11師団主力 今浦群長以下140人

2. 14日から海自派米訓練 リムパック04参加

3. F15が空中給油訓練 6、7空団の約10機 米機の支援受けて

4. 緊急発進5000回、無事故13万時間 2空団に1級賞状

 
 

 

 
 
 5月27日付


東ティモール 支援任務を終了
派遣部隊に撤収命令
復興作業は現地政府に

防衛庁は5月18日、東ティモール国際平和協力業務の終結に関する一般命令を発出した。国連東ティモール支援団(UNMISET)の活動が5月20日以降、大幅に規模縮小されたことに伴う措置で、これを受け昨年10月から現地で道路補修などに当たってきた陸自第4次東ティモール派遣施設群(群長・川又弘道1佐以下西方主力の405人)は同20日、ディリ宿営地に浜田靖一防衛庁副長官を迎えて任務終了式を行い、撤収の準備を開始した。



任務終了の式典で整列、敬礼する川又群長(手前)ら第4次派遣施設群の隊員(5月20日、ディリ宿営地で)

終了式では川又群長が浜田副長官に任務終了を報告、浜田副長官は「道路補修や民生支援など諸官の任務遂行の実績は必ずやこの若い国の発展の基礎になる」と訓示し、東ティモールの復興支援に取り組んできた隊員たちの労をねぎらった。
これに先立ち19日にはディリ市内の国連へリポートでUNMISETの任務終了式が行われ、現地の防衛・治安維持権限がUNMISETから東ティモール側に移譲された。式典には浜田防衛庁副長官をはじめ、1次隊の小川祥一群長ら歴代4群長と隊員30人が参加した。また、21日には派遣施設群が使用した施設器材・車両やプレハブ建物などを東ティモール政府に譲与する式典も行われた。
5月20日で独立回復から2周年を迎えた東ティモールでは、UNMISETの活動縮小に伴い各国部隊が順次撤退、陸自派遣施設群も6月下旬までに撤収を完了する。その後は現地政府が主体となって復興作業を進める。
また、陸自部隊撤収後の現地では、自衛隊退職者で構成する民間非営利団体(NPO)の「日本地雷処理・復興支援センター」(略称・JDRAC、理事長・平崎憲昭元2施団長)が7月上旬から、派遣施設群が譲与した施設器材などの有効活用を図る目的で、現地技術者の育成事業に当たる予定。
UNMISETには平成14年3月に1次隊が派遣されて以来、4次隊まで延べ約2300人が派遣され、2年3カ月にわたって道路補修や橋梁架設、人材養成など東ティモールの国造りを支援した。
           

 

 
 
 5月27日付


有事関連7法案が衆院通過

日本有事の際に国民の生命・財産を守るための「国民保護法案」など有事関連7法案とジュネーブ議定書など条約承認3案件が5月20日、衆院本会議で一部修正のうえ自民、公明、民主3党などの賛成多数で可決、参院に送られた。今国会中に成立する見通しで、昨年6月に成立した武力攻撃事態対処3法と合わせ有事法制の骨幹が整うことになる。
有事関連法案のうち国民保護法案は、与党と民主党が共同修正案を提出。修正案は(1)大規模テロなどの「緊急対処事態」を外国からの攻撃に対応する武力攻撃事態と同等に位置付け、緊急対処事態の認定について国会の事後承認とする規定を、武力攻撃事態対処法に新たに盛り込む(2)緊急対処事態の対処方針を閣議決定した場合、20日以内に国会承認を求める(3)国会の議決により緊急対処事態の措置の終了ができる──などが柱。


 
 
 5月27日付


イラク1次隊
2波230人が帰国
月内に3波も 2次隊2波サマワ入り



イラクから帰国した第1次復興支援群第2波の野崎3佐(先頭)以下の隊員(5月24日、旭川駐屯地で)


陸自イラク復興支援群の1次隊と交代する第2次復興支援群(群長・今浦勇紀1佐)第2波の一部約120人が5月24日、クウェートからイラク・サマワ宿営地に到着、第3波約110人も同22日、空自千歳基地から出発し、翌23日、経由地のクウェートに到着した。一方、1次隊(群長・番匠幸一郎1佐)の帰国第2波約230人が同24日、旭川空港に3カ月ぶり帰国。今月末の番匠群長ら第3波の帰国を待って来月上旬、旭川駐屯地で隊旗返還式を行い任務を終了する。
2次隊のしんがりとなる第3波の見送り行事は5月22日午後、真駒内駐屯地の東体育館で行われ、副群長の村中清二2佐以下約110人の派遣隊員と、持田北方総監、直海11師団長、家族ら約600人余が出席した。
村中副群長は出発を前に記者会見し、「(現地情勢に)懸念はない。安全を100%確保して活動する。1次隊から宿営地の建設が若干遅れていると聞いているので、宿営地の完成まで、現地のニーズにいかに対応していくか、両者を折衷しながら活動を進めたい」などと語った。
3波隊員は午後2時半すぎ、日の丸の小旗を振って見送る家族や隊員らの中を行進した後、バスで空自千歳基地に向け出発した。
千歳では東京から駆けつけた先崎陸幕長がチャーター機の搭乗口前で派遣隊員一人ひとりと握手。同機は午後6時過ぎ、クウェートに向け飛び立った。
一方、3カ月の任務を終了した1次隊から、第2波の野崎英二3佐(群本部警備幹部)以下約230人が同24日午前9時半、民間チャーター機で旭川に帰国した。女性10人を含む帰国隊員は、空港で持田北方総監や河野2師団長に迎えられ旭川駐屯地へ。駐屯地では沿道の家族や隊員約2800人から盛大な出迎えを受け、野崎3佐が持田総監に元気に帰国を報告した。
隊員たちは「砂漠にいたので北海道の新緑がまぶしい」などと語り、駐屯地食堂で家族と和やかに昼食。健康診断の後、それぞれの原隊に戻った。

任務運航27回に空自派遣輸送航空隊

空幕は5月21日、クウェートを拠点にC130H輸送機でイラク人道復興支援物資の空輸任務に当たっている派遣輸送航空隊の活動状況を発表した。
それによると、5月14日から同20日までの間、任務運航は3回で、訓練飛行は行われなかった。
3月3日にクウェートからイラク国内への任務運航を開始して以来の累計数は任務運航27回、訓練飛行24回。


「自衛隊の支援に感謝」
サマワから宗教指導者ら来日
石破長官を表敬

陸自復興支援群が活動するイラク・サマワから宗教指導者や病院関係者らが相次いで来日、石破防衛庁長官らを表敬し、自衛隊派遣に感謝するとともに、現地での支援活動を高く評価した。サマワの現地関係者が防衛庁を訪れたのは初めて。
5月20日、イラク南部ムサンナ県の保健局長とサマワ市の病院長ら5人が国際協力機構(JICA)の招きで来日、同日、防衛庁を訪れ石破長官、先崎陸幕長をそれぞれ表敬した。
一行はアットゥーギー保健局長、マアッラ・サマワ総合病院長、ハマーディ・ヒドゥル総合病院長、カージム・サマワ母子病院長、カフディ・ルメイサ総合病院長の5人。
長官表敬の席上、保健局長は「前政権のときにはイラク南部は厳しい状況にあった。今、その復興に努力している」と述べ、「サマワ市民は自衛隊を愛情をもって迎え、感謝し評価している。とくに医療関係は到着間もなくから交流が始まり、ムサンナ県の医療向上につながっている」と感謝の意を表した。
他の病院長もそれぞれ感謝の言葉を述べるとともに、緊急の疾病や慢性病に対する医療が不十分として「医薬品を含め協力をお願いしたい」と要請した。
この後、一行は先崎陸幕長を表敬。保健局長は「自衛隊のさまざまな功績に大変感謝している。医療器具、医薬品の支援に止まらず調査活動、講義などの分野でも支援をいただき大いに役立っている。深く感謝の意を表します」と述べた。
一行は同27日に東京・三宿の自衛隊中央病院を視察、日本の医療事情について理解を深めるとともに、医官らと意見交換する。
25日にはサマワのイスラム教シーア派指導者で慈善団体「イマーム・モンタズル協会」会長のサイド・アリー・アルマイーリ師ら7人が防衛庁を訪れ、石破防衛庁長官と会談した。東京財団(日下公人会長)の招きで来日したもので、首相官邸で小泉首相を表敬したあと防衛庁を訪れた。
石破長官はア師らが「日本人を守れ」の旗を掲げて活動していることに謝意を表するとともに「自衛隊は戦いに行っているのではない。治安がよくなればもっといろいろなことができるようになる」と述べた。
これに対しア師は「イラク人は過去35年にわたって旧政権の腐敗でさまざまな被害をこうむってきた。現在、自衛隊をはじめ、皆さんの手によって新生イラクの再建に協力していただいている。サマワ市民、イラク国民を代表して感謝を申し上げる」と述べ、自衛隊の活動を高く評価した。
この日はア師のほか宗教指導者のアルワイリ師、サマワ総合病院の医師ら3人、小・中学校の女性教師各1人が同行、それぞれの立場から石破長官に感謝の言葉を述べた。

 

 
 
 5月27日付


拉致被害者家族5人を空輸
北朝鮮から政専機

空自特輸隊(千歳)のB747・400政府専用機001号機(機長・別府安紀2佐以下39人)と002号機(同・小松久夫3佐以下28人)は5月22日、北朝鮮の金正日総書記との日朝首脳会談に臨む小泉純一郎首相らを乗せて羽田─平壌間を往復した。
首相を乗せた001号機は午前6時47分、予備機の002号機は同7時17分に羽田空港を出発、平壌・順安(スンアン)空港にそれぞれ同9時4分と34分に到着した。
会談終了後、首相の搭乗した001号機は午後6時50分に平壌を出発、002号機は日本への帰国が決まった拉致被害者家族5人を乗せて同7時24分に離陸、同8時55分と同9時16分に羽田空港に着陸した。
政府専用機の予備機が人員空輸の実任務を行ったのは初めて。002号機で帰国したのは蓮池薫・祐木子さん夫妻の長女(22)と長男(19)、地村保志・富貴恵さん夫妻の長女(22)、長男(20)、二男(16)の5人。

 

 
 
 5月27日付


防衛交流の重要性確認
石破長官 露大使と意見を交換

アレクサンドル・プロホロヴィチ・ロシュコフ駐日ロシア大使が5月19日、着任あいさつのため防衛庁を訪れ、石破長官と約1時間半懇談した。石破長官は昨年1月、日露防衛首脳会談のためモスクワを訪れイワノフ外相を表敬した際、当時外務次官だった同大使と意見交換している。
ロシュコフ大使は「またお目にかかれてうれしい」と述べるとともに、日露防衛交流について「日露関係全体の観点からも重要。こうした交流が両国国民の間で信頼を培っていくことにもなり、日露関係にいい影響を与える」と評価。石破長官は「ロシアは日本の隣国であり、本来の隣国同士のあり方にふさわしい日露関係をいろいろな交流を通じ作り上げていかなければならない」と述べた。
また、同大使は北朝鮮問題について「ロシアとしては平和的な解決を望んでいる。6者協議に携わってきた立場から、その成功を期待している」とし、小泉首相の訪朝に触れ「再訪朝を決断されたことは非常に勇気ある行動だと思う」と述べた。
石破長官は「ロシュコフ大使はアジアに詳しく、北朝鮮のこともよくご存知なので、今後ともアドバイスをいただければありがたい」と述べた。

 
 
 5月27日付


総隊戦技競技会始まるG・L空域



総隊戦技競技会でF15戦闘機に乗り込むパイロットと発進準備の整備員(5月24日、小松基地で)

空自の平成16年度航空総隊戦技競技会が5月21日から、小松基地と石川県沖の日本海「G」訓練空域、新田原基地と四国沖の「L」訓練空域で始まった。6月4日まで。
訓練には小田邦博総隊司令官を統裁官に、F15戦闘機が5個飛行隊計約30機、F4戦闘機が2個飛行隊計約10機、パイロットや整備員らを含め総勢約130人超が参加。
同競技会は、戦闘機部隊の戦闘能力の向上を図ることを目的に、部隊対抗の競技会方式で昭和35年度からほぼ毎年実施されており、今年で通算41回目。今年は各飛行隊とも2個編隊で、飛行教導隊(新田原)のF15DJを相手に2対2の対戦闘機戦闘訓練(ACM)を行う。
21日まで空中給油訓練に参加していた7空団(百里)の204、305両飛行隊は今回、参加しない。


31日から北方機動特別演習
東北方基幹で


陸自の16年度北方機動特別演習が5月31日から7月9日まで、6師団(神町)基幹で行われる。
演習は奥村快也東北方総監を担任官に、人員約3000人、車両約950両、火砲20門、戦車15両が参加。自隊車両による長距離機動のほか、鉄道、海自輸送艦、民間船舶、陸・空自機、民間機で東北南部から北海道・矢臼別演習場まで移動、長射程射撃訓練や師団規模の演習を行う。
日程は6月11日までが往路の長距離機動訓練、同12日から7月3日までが矢臼別演習場での錬成訓練、6月23日から7月9日までが復路の長距離機動訓練となっている。


6月29日からリムパック04
海自5隻8機参加

海上自衛隊は6月29日から7月27日まで、米・ハワイ周辺海域で行われる米第3艦隊主催の環太平洋合同演習「リムパック2004」に、平成16年度米国派遣訓練中の護衛艦4隻、潜水艦1隻、航空機8機を参加させる。
同演習には主催の米国のほか、日、豪、加、チリ、ペルー、韓、英の8カ国から艦艇28隻以上、潜水艦8隻程度、航空機約90機、人員約1万1000人が参加する。
海自は護衛艦部隊が4護群司令の佐々木孝宣将補以下、護衛艦「いなづま」「あさかぜ」「はるな」「あまぎり」、航空部隊は5空司令の中村忍1佐以下、P3C哨戒機8機、潜水艦部隊は潜水艦「なるしお」(艦長・小川勝志2佐)が参加。米海軍と共同して対潜戦、対水上戦、対空戦など各種戦術訓練のほか、ミサイル発射訓練などを行う。
「リムパック」は1971年からほぼ隔年に行われており、今回が19回目。
          

 

 

 

 
 
 5月20付


15年度3自衛隊災害派遣実績
件数減り人員増える

陸海空自はこのほど、15年度の災害派遣実績をそれぞれまとめた。それによると、3自衛隊とも派遣件数は減少したが、派遣人員などは増加した。

特異ケースのニワトリ防疫
陸 自

陸自の15年度災害派遣件数は388件で前年度より41件減っているが、延べ派遣人員は2万4390人で2・4倍(14年度は1万288人)に増えた。
これは7500人近くを投入した宮城県北部地震をはじめとする地震や豪雨災害が相次いだことと、2800人が従事した京都府の鳥インフルエンザの防疫作業協力などによるもの。投入された車両も3700両(同1398両)、航空機531機(同478機)とそれぞれ増加している。
災派の種類別では、救急患者輸送が277件で最も多く、次いで近傍火災48件、行方不明者捜索17件、給水支援13件、山林火災9件、風水害8件、地震・津波・火山噴火5件、物資空輸、山岳遭難者救助が各3件などとなっている。
延べ人員で最多は地震・津波・火山噴火の8709人で、これは宮城県北部地震(15年7月26日〓30日)、十勝沖地震(同9月26日〓10月3日)によるもの。
2番目は風水害4421人、次いで行方不明者捜索3410人、鳥インフルエンザの防疫2817人、山林火災2472人、救急患者輸送1122人。
京都府の鳥インフルエンザ防疫協力には4施団、7、36、37各普通科連隊などが派遣され、この功績で関係部隊は京都府から感謝状を受賞した。
方面隊別の災派では、北方39件3807人、東北方8件9100人、東方17件277人、中方10件4170人、西方314件7036人。西方の件数が多いのは離島からの救急患者輸送(273件)による。


86%が離島からの急患空輸
海 自

海自の平成15年度災派は総件数325件で、14年度より9件減少。大規模災派はなく、約86%(前年度約89%)に当たる280件(同296件)が急患輸送だった。
280件を地域別に見ると、離島では大村航空隊が担当する長崎県が総数の約60%に当たる167件(同169件)でトップ。次いで1空群、211教空担当の南西諸島が48件(同58件)、以下4、31空群担当の小笠原諸島38件(同35件)、4、21空群の伊豆諸島17件(同16件)、小月教空群の山口県見島1件(同4件)となっている。
洋上からの輸送はUS1A救難飛行艇による洋上救難が4件(同5件)、ヘリによる救難5件(同8件)。
急患輸送以外では火災の消火活動が5件(同6件)、行方不明者の捜索救助20件(同10件)、遭難船舶の捜索救助13件(同12件)、その他7件(同10件)。


石油基地火災で大量に投入
空 自

空自の15年度災派は総件数99件(前年度104件)で、人員延べ1715人(同988人)、車両同186両(同122両)、航空機同104機(同77機)となっており、総件数は漸減したものの、人員、車両、航空機の延べ数はいずれも前年度を大きく上回った。
種類別では、近傍火災消火協力が50件(前年度45件)で全体の51%と最も多く、次いで急患空輸18件(同26件)、遭難者などの捜索救助12件(同12件)、地震発生に伴う災害地の被害状況偵察1件(同3件)、物資輸送1件、その他17件となっている。
人員・車両・航空機の増加は、昨年9、10月に相次いで発生した北海道・十勝沖地震によるコンビナート火災によるもので、全国の基地で人員500人超、航空機延べ約30機、車両延べ約60両を投入して消火剤輸送などが行われた。
           


 

 
 
 5月20付


<イラク支援群>
1次隊(第1波110人)が帰国
北方総監「復興の芽、育てた」



イラクでの初の復興支援任務を終えて無事帰国、持田北方総監(後ろ向き)に報告する1次隊副群長の藤原修2佐(右)と帰国隊員(5月17日、旭川駐屯地で)

第2次イラク復興支援群の今浦勇紀群長以下第1波140人は5月17日、クウェートからイラクのサマワ宿営地に到着した。同群第2波の約230人も同15日、千歳から民間チャーター機で出発、翌16日クウェートに到着した。残る第3波も近く出国、今月中には2次隊460人全員がイラクに展開を完了する。一方、1次隊の帰国第1波110人が17日、民間チャーター機でクウェートから旭川空港に到着、旭川駐屯地で帰国行事が行われた。1次隊はこの後、2〜3波に分かれて現地を出発、今月中に番匠幸一郎群長ら1次隊全員が帰国の予定。


1次隊、月内に全員が帰国

第1次イラク復興支援群(群長・番匠幸一郎1佐以下550人)の藤原修副群長以下帰国第1波110人は5月17日、約3カ月の任務を終え、民間チャーター機で旭川空港に帰国した。持田北方総監、河野2師団長らの出迎えを受けた帰国隊員は、バスで旭川駐屯地に移り、待ち構えた家族や隊員ら約2600人に元気な姿を見せ帰国歓迎行事に臨んだ。
藤原副群長が持田北方総監に帰国を報告。これに対し総監は「諸君はイラク復興のために種をまき芽を育て、立派に任務を果たした。50年余の陸自の歴史で意義深い1ページとなった。心から感謝、敬意を表する」と帰国隊員の労をねぎらった。
隊員は駐屯地で昼食をとり健康診断を受けた後、3カ月ぶりに帰宅した。
1次隊は第1波に続いて、2、3波が順次帰国準備に入っており、5月末までには全員が帰国、旭川駐屯地で隊旗返還式などを行う予定。

2次隊サマワ入り
1波140人 2波230人クウェートへ



サマワ宿営地に到着、1次隊の番匠群長(右)と固い握手を交わす今浦群長(5月17日)

17日午後6時50分(日本時間同11時50分)、サマワに到着した2次隊の今浦群長は、宿営地ゲートで待ち受けた1次隊の番匠群長と固い握手を交わし、宿営地に第一歩を踏み入れた。この後、整列した第1波隊員を前に今浦群長は「1次隊と同様、部隊の安全を優先しながら着実に復興支援任務を遂行したい」と訓示した。
2次隊第1波の約140人は、5月8日に政府専用機で空自千歳基地を出発、翌9日クウェートのムバラク空軍基地に到着し、米軍キャンプ・バージニアで車両操縦訓練、射撃訓練などを行った。1波のうち約20人は17日までにサマワに先行していた。

第2次イラク復興支援群第2波約230人の出国行事が5月15日、真駒内駐屯地体育館で派遣隊員の家族や同僚隊員など約4000人が出席して行われた。
式典で持田北方総監は「酷暑の中、厳しい任務になると思う。地元住民とよりよい関係の構築を」と訓示し、派遣隊員を激励した。
出発に先立ち、第2波を率いる2次隊本管中隊長の柳沢昭博2佐と女性隊員の代表3人が報道陣の質問に答えた。柳沢2佐は「6月の主権移譲を控え警戒をしっかりしなければならない」、また衛生隊看護班の目黒愛美2尉は「自衛隊が来てくれて良かったと思われるようにしたい」と、それぞれ抱負を語った。
派遣隊員は家族や同僚隊員の見送りを受け午後3時すぎ、バスで真駒内駐屯地を出発。空自千歳基地では先崎陸幕長がチャーター機に乗り込む隊員一人ひとりと握手を交わし見送った。
派遣隊員を乗せた民航機は午後6時16分、クウェートに向け離陸した。

任務運航は24回空自輸空隊実績

航空幕僚監部は5月14日、クウェートを拠点にC130H輸送機でイラク人道復興支援物資の空輸任務に当たっている派遣輸送航空隊の活動状況を発表した。
それによると、4月23日から5月13日までの間、任務運航、訓練飛行ともに4回で、3月3日にクウェートからイラク国内への任務運航を開始して以来の累計数はいずれも24回となった。

 

 
 
 5月20付


インド洋に交代艦出発
「こんごう」「ありあけ」
2度目の支援業務

テロ対策特別措置法に基づき米英軍などへの協力支援活動を行っている海自護衛艦「みょうこう」「さみだれ」と交代するため、62護隊司令の野口均1佐を指揮官に、護衛艦「こんごう」(艦長・吉田明1佐)、同「ありあけ」(同・権藤靖彦2佐)が5月17日、佐世保を出港、インド洋に向かった。
午前10時10分から立神桟橋で見送り行事が行われ、牧本自衛艦隊司令官、中尾佐世保総監以下隊員、家族など約1000人が出席。牧本司令官の訓示の後、野口1佐が出港あいさつを述べて乗艦。同30分、「ありあけ」「こんごう」の順にゆっくりと離岸した。
両艦とも、昨年4月10日から8月22日までの135日間に続く2回目の派遣。


 
 
 5月20付


<東ティモールPKO>
「あとはOBが引き受けた」
現地に訓練センター開設
元施設団長ら NPOで技術者養成

国連安保理は5月14日、東ティモール民主共和国に派遣している国連東ティモール支援団(UNMISET)の同20日の期限切れを前に、規模を大幅に縮小して活動期間を半年間延長することを決めたが、陸自東ティモール派遣施設群は予定通り20日で任務を終え、順次帰国する。これを受け、自衛隊退職者で組織する民間非営利団体(NPO)が同国で、新たに国際貢献プロジェクトをスタートさせる。4次にわたって派遣された陸自施設群が同国に譲与した施設器材などの有効活用を図るのが目的で、現地に「建設技能訓練センター」を開設して技術者の育成事業に当たる。活動期間は約2年間を見込んでいる。現役の自衛官による国際貢献活動を自衛官OBが民間の立場で引き継ぐ初めてのケースで、日本の今後の国際貢献のあり方に一石を投じるものとして注目される。

譲与器材の有効活用目指す

東ティモールで支援活動を開始するのは、陸自施設科の隊員OBでつくる「日本地雷処理・復興支援センター」(略称・JDRAC、理事長・平崎憲昭元第2施設団長、元陸将補)で、昨年9月にNPO法人として東京都の認可を受け、東ティモールでの活動の準備を進めていた。
平崎理事長らは5月25日に首都ディリに現地事務所を開設、当初は施設群が使用していたディリ宿営地跡に「ユニットハウス建設技能訓練センター」を開設し、7月上旬から教育訓練を開始する予定だ。
当面は、派遣施設群が同国に譲与するユニットハウス約560棟を有効活用するための建設技術者養成に主眼を置き、日本から現地代表と教官1人を派遣、助手兼通訳など現地スタッフ2人を雇い活動を始める。
ユニットハウスは組み立て、解体が容易なため行政の臨時事務所や保育所などの臨時施設として活用を予定。このため訓練センターでは、設計、管理や組み立て・解体などの技術を教育することになる。
訓練生は指導者要員として1回に19人を受け入れ、4カ月間教育、来年3月までに約40人を育成。教育を終えた訓練生らはディリをはじめ施設群が宿営していたマリアナ、スアイ、オクシの各宿営地跡に順次開設するセンターの教官に充てる予定だ。
また、同国に譲与したブルドーザーやグレーダー、油圧ショベルなど、車両を含めた施設器材約150両の操縦、整備の技術者教育は、国際協力機構(JICA)が「建設機械操縦・整備訓練センター」を立ち上げることから、JDRACもこれに協力、今後、JICAが募集する要員に自衛官OBを送り込みたい考えだ。
平崎理事長は「譲与した器材を息長く活用して復興に役立ててもらうのが目的だが、同時に人材を育成するねらいもある。現役の自衛官が成し遂げた仕事を、さらにOBのわれわれがフォローすることで日本の国際貢献に厚みが出ればと考えている。多くの隊員OBが参加してくれることを願っている」と話している。
JDRACの問い合わせ先は東京都新宿区市谷本村町3ノ20新盛堂ビル、(株)パシフィック総研内。電話03・5225・7355。
    ◇
UNMISETは5月20日午前零時で大幅に規模を縮小。活動期間は延長されるが、19日には首都ディリでマンデート(委託任務)終了式典が行われ、防衛庁からは浜田靖一副長官をはじめ、同支援団に派遣された1次隊から3次隊までの群長らも出席する。式典後、現在派遣されている4次隊(群長・川又弘道1佐以下405人)は6月下旬までに順次帰国する。
同支援団には1次隊680人が派遣されて以来、4次隊まで延べ約2300人が参加、2年3カ月にわたって道路補修、橋梁の架設、人材育成などの活動を行った。

 

 
 
 5月20付


防衛庁50周年
9月8日に記念式典
11月7日に記念観閲式

防衛庁は5月11日、16年度の自衛隊記念日行事と防衛庁・自衛隊50周年記念式典の日程を発表した。行事内容は調整中のものもあり改めて発表される。行事日程は次の通り。
▽防衛庁・自衛隊50周年記念式典=9月8日(水)、防衛庁A棟講堂
▽同祝賀レセプション=9月8日(水)、グランドヒル市ヶ谷
▽殉職隊員追悼式=11月6日(土)、防衛庁慰霊碑地区
▽感謝状贈呈式=11月6日(土)、グランドヒル市ヶ谷
▽防衛庁・自衛隊50周年記念観閲式=11月7日(日)、埼玉・陸自朝霞訓練場
▽同50周年記念音楽まつり=11月20日(土)、21日(日)、日本武道館
▽体験飛行=11月28日(日)、空自入間基地。

 
 
 5月20付


空自F15 百里・小松沖で空中給油訓練
米軍機と運用要領演練



米空軍KC135空中給油機から下ろされたフライングブームに受油口を接合させ、給油を受ける空自F15DJ戦闘機(5月11日、茨城・百里沖で)

航空自衛隊は在日米空軍の空中給油機などの支援を受け、5月11日から茨城沖の太平洋上と石川沖の日本海上空でF15戦闘機の空中給油訓練を行っている。同21日まで。
訓練には空自側から7空団(百里)と6空団(小松)のF15計約10機のほか、周辺の空域警戒のため警空隊(浜松)のE767早期警戒管制機1機が参加。米側からは第909空中給油飛行隊(沖縄・嘉手納)所属のKC135空中給油機1機が参加している。
訓練はまず百里基地などで空自パイロットに対して米空軍教官による空中給油に関する座学が行われた後、百里、小松沖での実訓練に臨んだ。



訓練開始前に嘉手納基地内で報道陣に公開された米空軍のKC135(5月11日)

F15戦闘機の翼と胴体下には計3個の大型増槽タンクが取り付けられ、1回の訓練で4機が離陸。上空約8000メートルで沖縄から飛来したKC135と合流すると、同機を護衛するかたちで時速約500キロで併行飛行。その後、1機が離脱してKC135の後方に回り、同機の後部胴体下から伸ばされたフライングブームとF15の左翼上部付け根にある受油口を接合させ、給油を受けた。その間の時間は約3分間。コンタクトをしている最中の機体間隔は約10メートルにまで接近しているため、パイロットは細心の注意で操縦に当たった。1機の給油が終わると次の機体に移り、順次4機が次々に給油を受けた。
この間、空自E767が強力なレーダーで周辺空域の監視に当たり、給油中の部隊の安全を図るとともに、関係部隊との空中給油の管制要領を演練した。

空自では、現中期防の計画に基づき16年度予算で3機目の空中給油・輸送機を調達。最初(14年度調達)の機体は18年度末に引き渡されることになっている。
この導入までの間、空自では米空軍の空中給油機の支援を受け、毎年、各航空団別のパイロットの訓練を行い、受油側の運用要領を演練していく計画。昨年度は2空団(千歳)と6空団(小松)のF15計約10機が参加して九州西方と四国沖の空域で同訓練を行ったほか、アラスカでの派米訓練「コープサンダー」に向かう途中、アリューシャン上空で往路と復路、空中給油を受けている。

 

 

 

 
 
 5月13日付


<春の叙勲>
松本元施設庁長官に瑞重章
防衛庁関係 129人が受章

平成16年度の「春の叙勲」受章者が4月29日に発表され、防衛庁関係では瑞宝重光章(従来の勲2等瑞宝章)に松本宗和元防衛施設庁長官(71)、瑞宝中綬章(同3等)、同小綬章(同4等)、同双光章(同5等)、同単光章(同6等)に合わせて129人(うち女性1人)が受章した。昨年から栄典制度が改正され、従来の等級は廃止された。勲章伝達式は5月10日、防衛庁講堂で行われ、石破防衛庁長官から伝達された。受章者氏名は次の通り。(氏名、退職時の身分・階級、役職・所属の順。瑞重章から瑞双章までの年齢は70歳から72歳、瑞単章は61〜62歳)

 〈瑞宝重光章〉▽松本宗和(施設庁長官)

 〈瑞宝中綬章〉▽秋山秀義海将(海自需統司令)▽阿部博男空将(教育集団司令官)▽石川洋一技官(調本副長)▽大川隆技官(技本5研長)▽川口幸夫海将(横須賀病院長)▽久保彰海将(潜艦隊司令官)▽沢田和彦事務官(調本本部長)▽高崎郁男海将(自艦隊司令官)▽田部井博文技官(施設庁技術審議官)▽中俣壮一陸将(陸幹校長)▽行方二郎教官(防大名誉教授)▽西山幹男空将(空補本長)▽橋本嘉光空将(中空司令官)▽柳哲以教官(防大名誉教授)

 〈瑞宝小綬章〉▽赤松義隆陸将補(富士校普通科部長)▽天野淑夫1空佐(空幹候校関西地方援護室長)▽新井忠技官(技本2研主任研究官)▽有生正1空佐(空自術本人事部長)▽有馬峯和1陸佐(1ヘリ団副長)▽石井万晴1空佐(教育集団監察官)▽石川武1空佐(管気団監理部長)▽市橋史麿1陸佐(36普連隊長)▽伊藤巌空将補(空幹校副長)▽伊藤金二海将補(阪神基司令)▽今野克己海将補(佐世保教育隊司令)▽今村昭八空将補(空1術校長)▽江籠三郎陸将補(西方監察官)▽江戸満陸将補(施設補給処長)▽大島淨技官(技本1研主任研究官)▽大橋丈夫陸将補(業務学校長)
 ▽荻島伸及事務官(防医大経理部長)▽金山徹1空佐(中空監理部長)▽国武宮生陸将補(関西補給処長)▽熊谷能春1陸佐(通信校研究員)▽黒木司1海佐(2訓指隊司令)▽小林紘海将補(海3術校長)▽小林啓也1陸佐(陸幹校戦術教官3室長)▽斎藤清史事務官(技本1研管理部長)
 ▽坂野文雄海将補(海4術校副長)▽坂部猛和1陸佐(通補処整備部長)▽柴田桂治技官(名古屋防衛施設支局長)▽白石洋介海将補(開指群司令)▽末次誠陸将補(武器校副長)▽杉中雄1空佐(3補処副長)▽鈴木龍生空将補(輸空団司令)▽鈴木富哉1空佐(空5術校研究部長)▽鈴木外海彦海将補(海2術校副長)▽鈴木英夫1陸佐(需補処副長)
 ▽角園睦美陸将補(陸幹校2研室長)▽武内正博海将補(海幹校主任研究開発官)▽田中稔海将補(防大訓練部長)▽田中範幸海将補(調本副本部長)▽月輪時祺空将補(空3術校長兼芦屋基地司令)▽常川晃1空佐(空実験団総務部長)▽中尾次夫1空佐(補本会計監査官)▽中沢輝夫1海佐(海需統業務2部長)
 ▽長田功1海佐(八戸空基司令)▽中原郁夫1海佐(八戸航空工作所長)▽中村弘之1海佐(海3術校教育2部長)▽西田誠宏1海佐(技本技術開発官付主任設計官)▽西村渾陸将補(陸幹校7研長)▽西村充雄1空佐(1空団副司令)▽額賀幸一郎事務官(海幕人事課職員管理室長)
 ▽農塚開志海将補(中通群司令)▽秦政美陸将補(体育学校長)▽花篭二郎1海佐(大湊経理部長)▽花山勝音陸将補(富士教導団長)▽浜島誠1空佐(空幹校主任教官)▽林嘉彦陸将補(調査学校副長)▽原善昭1陸佐(2施団副長)▽平間洋一海将補(呉防衛部長)
 ▽平峯一郎1陸佐(西方総務課長)▽藤原誠喜陸将補(札幌病院長)▽藤谷隆陸将補(化学校副長)▽古谷道彦1空佐(空教隊2教群司令)▽細谷集三陸将補(福島地連部長)▽前田利昭陸将補(武補処十条支処長)▽馬来基成1陸佐(高射校レーダー科長)▽牧山弘孝海将補(佐世保病院長)
 ▽松下尚武空将補(空幹校研究部長)▽松橋克人1海佐(音響業務支援隊司令)▽松原政至1陸佐(8師団監察官)▽丸洋空将補(岐阜病院長)▽宮本直躬陸将補(陸幹校戦略教官総括室長)▽村岡英之1空佐(空1術校研究部長)▽本松睦夫1陸佐(業校会計教育部長)▽森荘之助1空佐(調本宇都宮調管事務所長)
 ▽矢田部稔陸将補(陸幹校4研長)▽山口善松1海佐(佐世保監察官)▽山品武1海佐(舞教司令)▽勇士時生1海佐(横須賀補給所副長)▽吉野貞生海将補(海自資料隊司令)▽渡辺政直陸将補(神町業務隊長)

 〈瑞宝双光章〉渥美三雄2陸佐(業務校人教部研究員)▽犬飼希典2陸佐(仙台業補給科長)▽加藤孝幸2空佐(中空人事部厚生班長)▽木下初2陸佐(2混団施設隊長)▽酒巻誠2陸佐(陸幹校印刷所長)▽佐美三幸一2陸佐(中会業務科長)▽末次瑞則2陸佐(健軍業厚生科長)▽戸高正1海佐(呉1幕僚室長)▽中島孝2空佐(12飛教団基業群業務主任)▽西島伸太郎1空佐(航安隊)▽野本貢次1海佐(みうら艦長)▽原口力也2陸佐(武補処補給管理2課業務班長)▽藤本幸男2陸佐(東方会計隊副長)
 ▽松崎良土事務官(空医実総務部長)▽吉田為央2空佐(空3術校幹部中隊長)

 〈瑞宝単光章〉▽相川正男技官(需品学校)▽浅野一技官(4空団)▽神崎昭夫技官(西警団)▽木島正和技官(帯広業務隊)▽国田金光技官(航空補給処下総支処)▽坂口敏和技官(中警団)▽重松東洋城技官(松山業)▽篠村三郎技官(別府業)▽上念勢以子技官(中央地理隊)▽菅原照雄技官(東北補給処)▽角常美技官(防大)
 ▽関口清技官(関東処吉井弾支)▽瀬崎昭雄技官(関西処三軒屋弾支)▽高山清一技官(北海道処安平弾支)▽鶴井義剛技官(呉基業)▽栃木伸技官(2空修理隊)▽中村浩二技官(空補本)▽馬場猛技官(陸幹候校)▽林久技官(練馬業)▽松久聖智技官(北海道処苗穂支処)


 

 
 
 5月13日付


<イラク復興支援>
2次隊第1波が出発
11師団主力 今浦群長以下140人

イラク・サマワで人道復興支援に取り組む陸自派遣部隊と任務を交代する第2次イラク復興支援群の隊旗授与式が5月8日、札幌市の真駒内駐屯地で行われ、浜田靖一防衛庁副長官から群長の今浦勇紀1佐に隊旗が授与された。2次隊は11師団を主力に編成された550人で、今浦群長以下第1波約140人は同日夕、空自千歳基地から政府専用機で経由地のクウェートに向け出発、翌9日午前7時(日本時間同日午後1時)すぎ、クウェートのムバラク空軍基地に到着した。同国内の米軍キャンプ・バージニアで車両操縦訓練などを行った後、サマワ入りする。この後、2波、3波と順次出発、5月中に予備要員を除く460人が現地展開を完了する。一方、1次隊は帰国準備に入っており、2次隊と入れ替わりに順次帰国する。千歳基地で行われた見送り式には小泉首相も駆けつけ、「立派に任務を果たしてほしい」と派遣隊員を激励した。



政府専用機を背に「諸君の無事帰国を国民とともに祈る」と訓示する小泉首相(5月8日、空自千歳基地で)

2次隊の隊旗授与式は8日午前11時半過ぎから真駒内駐屯地の東体育館で行われ、浜田副長官、先崎陸幕長、北原官房長ら防衛庁・自衛隊幹部、国会議員、周辺自治体や自衛隊協力団体の関係者、派遣隊員の家族など合わせて約1200人が出席した。
浜田副長官は壇上で今浦群長と警務派遣隊長にそれぞれ隊旗を授与した後、訓示し、「イラクは不安定な状態が続いているが、イラクの復興、民生の安定を図ることは、わが国を含む国際社会全体の平和と安定の観点から重要だ。統治権限のイラクへの移譲(6月末)が重大な局面を迎える中で、第2次復興支援群の諸官がイラク復興に果たす役割は極めて大きい。日夜訓練に励んだ諸官なら立派に任務を完遂できる」と述べ、派遣隊員を激励した。
記念撮影の後、駐屯地内の食堂で、派遣隊員を囲み来賓や家族らとの壮行会食が行われた。
午後2時40分から、第1波として派遣される隊員約140人の出国行事が同体育館で行われ、今浦群長が浜田副長官に出国を報告。この後、派遣隊員は家族や同僚隊員の盛んな見送りを受けて空自千歳基地に向かうバスに乗り込んだ。
千歳基地で行われた見送り行事には小泉首相が出席し、整列した派遣隊員を前に訓示。「イラクで活動する自衛官諸君に心から敬意を表する。厳しい訓練に耐え抜いた能力を発揮して立派に任務を果たし、無事帰国することを多くの国民とともに祈っている」と述べ、政府専用機のタラップ下に立って、搭乗する隊員の一人ひとりと握手を交わし激励した。
政府専用機は家族らが見守る中、午後6時、中継地クウェートのムバラク空軍基地に向け飛び立った。

復興業務を軌道に
サマワの治安 他地域より安定保つ
今浦群長が会見



今浦群長

今浦群長らは出発に先立ち真駒内駐屯地で記者会見し、イラクでの復興支援活動に対する抱負などを語った。
平成5年に国連モザンビーク活動(ONUMOZ)で第2次輸送調整中隊長として派遣され、PKO活動を経験している今浦群長は、「1次隊が築いた宿営地をさらに充実させ、医療、給水、施設復旧などの業務を軌道に乗せることが私の使命」と述べた。また、サマワの治安状況について「1次隊の献身的な働きと、平和と繁栄を願う現地の人々の思いにより、イラク国内の他の地域よりも安定が保たれている」との認識を示した。
今浦群長は昭和56年、愛媛大を卒業して入隊。303輸送中隊長、宮城地連募集課長などを経て昨年8月から11後方支援連隊長をつとめている。埼玉県出身、45歳。


 
 
 5月13日付


14日から海自派米訓練
リムパック04参加

海上自衛隊の平成16年度米国派遣訓練が5月14日から、米本土とハワイの各周辺海域で行われる。8月19日まで。
洋上訓練、陸上施設、誘導武器評価施設などを利用した訓練、長距離航法訓練などを通じて戦術技量の向上を図るもので、派遣部隊は艦艇部隊が4護群司令の佐々木孝宣将補以下護衛艦「いなづま」「あさかぜ」「あまぎり」「はるな」、潜水艦「なるしお」の計約980人。航空部隊は5空司令の中村忍1佐以下、P3C哨戒機8機、約180人。
艦艇部隊は5月14日に呉を出発し、同25日から28日までハワイ・パールハーバー、6月4日から16日までカリフォルニア州サンディエゴ、同25日から7月30日までパールハーバーに滞在し、8月13日に呉、佐世保、舞鶴に帰国。「なるしお」は6月3日横須賀を出港、同22日から7月30日までパールハーバーで訓練し、8月19日横須賀に帰国する。
航空部隊は6月16日に厚木を出発、同日から8月2日までハワイ・カネオへ、同2日から9日までワシントン州ウィッビーアイランド、同9日から11日までカネオへ、同12日にグアム・アンダーソンへ移動し、同13日厚木、那覇にそれぞれ帰国する。
派遣期間中、ハワイ周辺海域で行われる環太平洋合同演習「リムパック2004」に参加する。日程は調整中。


 
 
  5月13日付


F15が空中給油訓練
6、7空団の約10機
米機の支援受けて

航空自衛隊は5月11日から、茨城県の百里基地と百里東方空域、石川県の小松沖空域で米空軍の支援を受けて空自F15戦闘機などによる空中給油訓練を開始した。21日まで。空中給油訓練は昨年4月に続いて2回目。平成18年度末に導入する空中給油機の運用態勢の確立と、パイロットの訓練など受油側の運用要領の研究が目的で、沖縄・嘉手納基地の米909空中給油飛行隊のKC135空中給油機1機の支援を受ける。
訓練には7空団(百里)と6空団(小松)のF15計約10機が参加。高度約8000メートルの上空で4機編隊のF15が時速約500キロで米KC135と併行飛行しながら交代で給油を受ける。訓練中は空自E767早期警戒管制機1機が周辺空域の監視に当たりながら空中給油の管制要領を演練する。
期間中、計約40回の訓練を行う予定で、うち半数は空自機に米空軍教官が同乗して指導に当たる。

 

 
 
 5月13日付


緊急発進5000回、無事故13万時間
2空団に1級賞状

2空団(千歳)は4月28日、無事故飛行13万時間と14年度に達成したスクランブル5000回の功績で石破防衛庁長官から1級賞状を授与された。無事故13万時間は平成3年12月から今年3月末までの記録。
長官室で行われた表彰式には浜田副長官、守屋事務次官、訪中の津曲空幕長に代わって星野副長らが立会、石破長官から下平幸二2空団司令に賞状と副賞の盾が手渡された。
下平司令は「今回の受賞は諸先輩の努力の結果。今後とも飛行安全を確保しつつ精強化を目指して任務にまい進したい」と述べた。
2空団は昭和31年10月、浜松基地で創隊、翌32年9月に千歳に移駐後、半世紀近く北の空の守りに就いてきた。
現在、201、203の2個飛行隊にF15要撃戦闘機が各約20機配備されており、24時間態勢で対領空侵犯措置任務に就いている。平成14年9月12日には緊急発進5000回を達成、昨年は同団から6機のF15が米空軍主催の多国間演習「コープサンダー」に初参加して米機の空中給油を受けながら日本─アラスカ間を往復した。