3月の朝雲ニュース

3/4日付

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C−130H輸送機 空中給油・受油の両機能付加
救難ヘリに給油、航続距離も延伸
初号機小牧に 23年度から量産改修

空中給油・受油機能が付加されたC130H輸送機の試改修初号機。両主翼の先端側にそれぞれ給油ポッドが取り付けられている(写真はいずれも2月25日、空自小牧基地で)

空自初の空中給油・受油機能が付加され、川崎重工岐阜工場から小牧基地にフェリーされた1輸空401飛行隊のC130H輸送機80号機

主翼下に取り付けられた長さ約4メートルの空中給油ポッドの後部。ここから給油ホースが後方に繰り出される

KC767空中給油・輸送機などからの受油を想定して、C130Hの操縦席上部外側に取り付けられた受油口

 空自初の空中給油・受油機能が付加された試改修初号機となる1輸空401飛行隊のC130H輸送機80号機が2月25日、定期修理(IRAN)に出ていた川崎重工岐阜工場から小牧基地に到着した。今後、他の機体も定期修理を利用して同様の機能を付加する。
  試改修では、空中受油機能が付加されたUH60J救難ヘリに対するプローブ・アンド・ドローグ方式の給油を想定し、翼下に長さ約4メートルの空中給油ポッドと、胴体内に脱着式増設タンクを装備。機体には燃料配管、操縦席には給油ポッド制御パネルが整備された。
  同時に、輸送機として航続距離や貨物積載量の能力向上を図るための受油機能も付加。年度内にも運用が開始される小牧基地の1輸空404飛行隊のKC767空中給油・輸送機などからの受油を想定して、操縦席の外側上部に受油口(リセプタクル)が取り付けられた。
  現在、飛行開発実験団が米空軍のHC130、KCなど空中給油機の支援を受けて、那覇救難隊に配備されている空中受油機能が付加されたUH60J救難ヘリ2機の空中給油の飛行試験を沖縄周辺の訓練空域で行っており、将来的には空中給油機能が付加されたC130H輸送機がこれらUH60Jヘリへの空中給油を行うことになる。
  外薗空幕長は2月26日の会見で、「初号機は22年度に実用試験と運用試験を行い、それを踏まえて23年度から量産改修する。最終的に何機を改修するかは明確に決まってないが、逐次決定していく」とした上で、「C130H輸送機からの給油によってUH60Jヘリの航続時間が確保され、航空救難活動や災害派遣など運用上の柔軟性を確保できるとともに、受油機能が付加されたC130Hは輸送機として航続距離が延伸され、空自にとって大きなメリットがある」と述べた。