ハイチPKO 施設部隊(2次隊第1波)が出発
1次隊 がれき除去など開始

復興支援を開始、地震で倒壊した美術館のがれきを油圧ショベルで撤去作業中の陸自ハイチ派遣国際救援隊1次隊(現地時間2月22日、ポルトープランス市内で)
ハイチ国連PKO活動に参加するハイチ派遣国際救援隊2次隊(隊長・福永正之1陸佐以下約350人)の第1波約40人が2月24日夕、成田から民航機で現地に向け出発した。2次隊は3月中に順次ハイチ入りして1次隊と交代し、本格的な復興支援活動にあたる。一方、1月23日からレオガン市で地震被災者の診療を行ってきたハイチ国際緊急医療援助隊の約100人とマイアミなどの統合調整所要員約30人は2月18日に帰国、海田市駐屯地で解組式、防衛省で帰国報告がそれぞれ行われた。
3月下旬に展開完了 2次隊
大地震により壊滅的打撃を受けたハイチでは現在、中央即応連隊基幹のハイチ派遣国際救援隊1次隊(隊長・山本雅治1陸佐以下約200人)が首都ポルトープランス東部のモンケット地区に活動拠点となる宿営地を設営。2月17日(日本時間・以下同)に国連の指示による初任務として、空港地区の国連管理用地で砂利敷設などの整地作業を実施。同23日にはポルトープランス市内での初めての復興支援活動として、倒壊したナデール美術館のがれき除去作業をブラジル軍と共同で行った。
ハイチPKO部隊の2次隊は5旅団(司令部・帯広)と北方施設隊(南恵庭)を主力に編成された施設科部隊で、24日出発の第1波に続き、3月中旬ごろまでに順次出国し、1次隊と交代。被災者収容施設の整備や道路補修、がれき除去など本格的な復興支援に着手する。
これに先立ち2月18日には帯広駐屯地で壮行行事が行われ、榛葉防衛副大臣、酒井北方総監をはじめ部内外の来賓、隊員家族ら約200人が出席して2次隊の壮行行事が行われた。
榛葉副大臣は訓示で「ハイチ復興と国連の活動に大いに貢献するよう期待する。福永隊長を核心に一致団結、派遣隊として名誉ある任務を完遂し、無事帰国することを心から期待する」と激励した。
壮行行事の後、記者会見で福永隊長は「油断せず助け合い、日本人らしい真心支援で無事任務を完遂し、全員笑顔で帰れるように全力を尽くしたい」と述べた。
この後、隊員食堂で開かれた壮行会食では、山本邦彦北海道副知事、砂川敏文帯広市長、高橋勝坦東北海道自衛隊協力会連合会会長が激励のあいさつを行い、派遣部隊が紹介された。