ハイチPKO 整地作業など着手 国連、日本隊への期待表明

レオガン市の看護学校を訪れ、白川隊長(右)と握手する国際救援隊長の山本1佐(2月9日)
大地震の被害を受けたハイチの復興支援に派遣された陸自PKO部隊の「ハイチ派遣国際救援隊」1次隊(隊長・山本雅治1佐以下、中央即応連隊主力の約200人)は2月14日(日本時間15日)までに人員・装備の展開をほぼ完了、16日(同17日)から首都ポルトープランス空港地区の国連ハイチ安定化支援団(MINUSTAH)管理用地で整地作業を開始した。同隊はこの後、国連の指示を受け、市内の復興支援活動にも近く着手する。一方、同国で医療支援に当たっていた陸自国際緊急医療援助隊は2月13日、撤収命令を受けて活動を終結、日本赤十字に診療を引き継ぎ、帰路についた。
「1日も早く成果を」 北沢大臣
陸自PKO部隊は首都郊外のウエスト県モンケット地区に自隊用宿営地を造成、空自のC130H輸送機やチャーター機で空輸された施設器材などを受領し、支援活動の開始に備えている。
山本隊長は8日、MINUSTAH司令官を表敬し日本隊の能力を説明したほか、MINUSTAHの主力ブラジル軍などを視察した。9日には陸自の「ハイチ国際緊急医療援助隊」が治療活動を行っているレオガン市のエピスコパル看護学校を訪れ、被災地の衛生状態などについて説明を受けた。
11日にはMINUSTAHのミュレ代表代行を表敬、国連側は日本隊への謝意と期待を表明した。
このあと14日には作業候補地となっているポルトープランス市内の被災現場や避難キャンプを幹部が視察、施設部隊の運用方法などについて検討した。
一方、防衛省がチャーターしたアントノフ大型輸送機で隣国ドミニカに運ばれていたブルドーザーなど大型施設器材は14日、陸路で自衛隊宿営地に到着、これにより部隊は人員・装備ともほぼ展開を終え、国連の指示を待って16日、ポルトープランス空港地区で整地作業に着手した。
同隊について北沢防衛相は2月12日の記者会見で「極めて順調に部隊展開ができ、満足している。2次隊もしっかりスケジュールに乗ってやっているので、1日も早く成果を上げてほしい」と述べた。
ハイチ国際救援隊2次隊は5旅団(帯広)が主力で、2月18日に帯広駐屯地を出発の予定。