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第3四半期緊急発進 依然ロシア機が最多
「日本列島周回」目立つ

 統幕は1月21日、空自機による21年度第3四半期まで(昨年4月1日から12月31日)の緊急発進(スクランブル)回数を発表した。
 それによると、第3四半期のみの緊急発進回数は67回で、1〜3四半期は計213回、領空侵犯はなかった。
対象機の国籍別(推定を含む)は、ロシア機が140回(約66%、20年度同期135回)と例年同様最多で、続いて中国機が23回(約11%、同17回)、台湾機が18回(約8%、同5回)、北朝鮮機が8回(約4%、同0回)で、民間機などと見られる判別困難な「その他」に対してが24回(約11%、同6回)だった。
 各方面隊別では、北空85回(20年度同期97回)、中空38回(同29回)、西空24回(同14回)、南混団66回(同23回)。特に今期は、露軍機が7年ぶりに対馬海峡上空を通過するなど、同国機がわが国領空に沿って日本海、太平洋を南下、沖縄、薩南諸島方面に長距離飛行した事例が目立った。
 緊急発進は国籍不明機がわが国領空に接近した時、戦闘機などを発進させて領空侵犯を未然に防ぐ対領空侵犯措置任務で、緊急発進した戦闘機は対象機に対して無線による通告・警告や翼を振るなどの機体信号を送り、無視した場合は強制着陸、警告射撃などの措置をとることが認められている。
 わが国では昭和33年に同任務が開始されて以来、スクランブル回数は昭和59年度の944回をピークに平成元年以降は全体的に減少しており、過去5年間は年間150回〜300回程度で推移している。