新「しらせ」が就役
訓練後、11月には南極に

自衛艦旗を先頭に、就役した新砕氷艦「しらせ」に乗り込む乗員と、下は舞地隊の儀仗隊(5月20日、京都・舞鶴市のユニバーサル造船舞鶴事業所で)
新砕氷艦「しらせ」(1万2650トン)の引き渡し・自衛艦旗授与式が5月20日、京都府舞鶴市のユニバーサル造船舞鶴事業所で行われ、同艦は増田防衛事務次官から自衛艦旗を受け、横須賀地方隊所属艦として就役した。(関連記事は3面)
夏を思わせるこの日、増田次官をはじめ曽我海幕技術部長、文部科学省の田中正朗審議官、ユニバーサル造船の三島慎次郎社長ら関係者約350人が出席して式が行われ、三島社長からの同艦引き渡しに続いて増田次官が艦長の小梅三津男1佐に真新しい自衛艦旗を授与。乗員が音楽隊の演奏のなか乗艦し、艦尾ポールに自衛艦旗を掲揚した。
この後、飛行甲板で増田次官が訓示、「本艦は横須賀回航後、11月の第51次南極地域観測隊輸送に向けて直ちに訓練を実施することになる。南極という厳しい自然環境下で事業を円滑に遂行するため、輸送体制の確立は欠かせない。諸官は南極地域観測事業を支えるのは自分たちであるとの気概を持って一致団結、任務に即応し得るよう最善を尽くせ」と要望した。
午後3時から岸壁で出港行事が行われ、造船所関係者から花束を受けた小梅艦長があいさつ。「初代『しらせ』は昨年退役したが、舞鶴の皆さまの熱い思いと優れた技術により、新『しらせ』は南極の沈まぬ太陽のようによみがえった」と述べた。
この後、舞鶴を出発した「しらせ」は同25日午前、母港・横須賀に初入港し、蒲谷亮一市長ら地元関係者や基地隊員から歓迎を受けた。
同艦は30(土)、31(日)の両日、午前9時半から午後4時まで、横須賀基地で一般初公開される。