3月の朝雲ニュース

3/26日付

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ASEAN各国の防衛当局が初の次官級会合
防衛省主催でセミナーも


 ASEAN各国の次官級会合であいさつする武田政務官(中央)と、右は増田次官(3月17日、都内のホテルで)

 防衛省主催の日本とASEAN各国の「防衛当局高級事務レベル会合」と第1回「共通安全保障課題に関する東京セミナー」が3月17、18の両日、東京都内のホテルで開かれた。
 高級事務レベル会合は国防、防衛当局の次官級会合で、地域の安全保障上の課題について率直な対話を行い、緊密な人的関係を構築するのが目的で、防衛省の提唱で今回初めて実現、タイなど9カ国が参加した。
 また、東京セミナーは学者・研究者など有識者と防衛当局者がASEAN諸国の安全保障上の課題や地域協力促進の方策、地域協力における防衛当局の役割と対応などについて議論し、安全保障環境改善のための対話・協力の促進に寄与するのが目的。
 17日の次官級会合の冒頭、武田政務官はあいさつで、アジア太平洋地域の共通の安全保障課題について議論する機会が設けられたことを歓迎するとともに、「ASEAN各国はわが国にとって極めて重要なパートナーであり、心と心の触れ合う関係にある。経済面のつながりに加え、安全保障面でもさらに協力を深めていくべき」と強調。そして「わが国としてもASEAN各国との2国間、多国間の協力関係をさらに発展させ、米国など主要なプレーヤーとも協力して、域内の協力の発展にも貢献したい」と述べた。
 同会合では増田事務次官がブルネイのマジッド国防次官、インドネシアのシャフリ国防次官、シンガポールのアン国防副次官と2国間会談を行った。また、会合にはフィリピンのサントス国防次官、ラオスのワイポット国防副次官、カンボジアのニアン・パート国防省長官、ベトナムのフン軍事戦略研究所副所長、マレーシアのイスマイル国防省政策局長が出席した。
 18日のセミナーでは西原正平和安全保障研究所理事長を議長に「地域の共通の安全保障課題と地域協力の促進のための方策」「地域協力の促進のための防衛当局としての対応」をテーマに意見を交わした。
 同セミナーにはシンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン、インドネシアの大学の研究所長や国防担当者、日本側は明石康日本紛争予防センター会長、秋山昌広海洋政策研究財団会長、増田事務次官らがパネリストとして出席した。