12月の朝雲ニュース

12/18日付

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2008防衛10大ニュース
この1年“写真”でもう一度

 補給支援特措法の衆院再可決とインド洋での活動再開など、波乱のうちに幕を明けた2008年も、残すところ10日余。イージス護衛艦「あたご」の衝突事故や航空幕僚長の解任など、重苦しい事案と同時に、一人の犠牲者も出さずに任務を終了したイラク復興支援活動など、今年もまた、明暗のニュースにいろどられて1年が過ぎた。恒例の「防衛10大ニュース」と併せて、2008年を写真で振り返ってみた。

1位 空自部隊撤収、イラク復興支援が終結
2位 懸賞論文事案で田母神空幕長を更迭
3位 防衛省改革で報告書、政策部門にも制服
4位 イージス艦「あたご」漁船と衝突
5位 PAC3発射試験成功でBMD整備さらに進む
6位 新テロ対策特措法改正案を再可決
7位 日印が安保共同宣言
8位 岩手・宮城内陸地震、東北方など2万6000人投入
9位 クラスター弾禁止条約に署名
10位 有識者会議、集団的自衛権行使へ解釈変更提言
11位 中央即応連隊発足、海自は艦艇部隊再編成
12位 戦闘艦に女性OK、配置制限を解除
13位 国連スーダン派遣団に自衛官派遣
14位 海自艦艇が初訪中
15位 宇宙基本法成立、早期警戒衛星に道
上記の順位は『朝雲』紙上で報道した今年の防衛関連ニュースについて編集局内で投票・集計したものです



陸自の新戦車が2月13日、技本の陸上装備研究所で初公開された。国産の120ミリ砲を搭載、ネットワーク化された新戦車はすでに4両が試作され、22年度から装備化の予定


海自イージス護衛艦「あたご」が2月19日、野島崎沖で漁船と衝突、2人が行方不明に。同28日夕、護衛艦「あけぼの」で捜索状況を視察する石破防衛相


19年度末の部隊改編の特徴は、テロや災害など緊急事態に即応する部隊の新編。写真は3月30日、宇都宮駐屯地に新編され、お披露目のパレードを行う陸自中央即応連隊。このほかサイバー攻撃に対処する指揮通信システム隊、日本海沿岸の監視にあたる中方移動監視隊などが新編された


6月14日に発生した「岩手・宮城内陸地震」で自衛隊から延べ2万6290人、7950両、606機が出動、不明者の捜索活動や被災者の生活救援に当たった。写真は宮城県栗原市の「駒の湯温泉」で行方不明者の捜索にあたる44普連隊員


日中の防衛交流が進展、初めて海自護衛艦「さざなみ」が訪中。写真は6月28日、広東省湛江沖でホストシップの中国ミサイル駆逐艦「深セン」(向こう側)と別れのあいさつを交わす「さざなみ」乗員


約2ヵ月間に及んだ岩手・宮城内陸地震の災派活動を終えて撤収する6飛行隊の車両と、手を振って見送る地元住民(8月3日、宮城県栗原市で)


海自の次期固定翼哨戒機XP1初号機が8月29日、岐阜県各務原市の川崎重工業工場で防衛省に引き渡され、9月5日、実用試験場所となる厚木基地に初めて着陸した


空自ペトリオットPAC3ミサイルの実射試験が9月17日、米ホワイトサンズ射場で行われ、標的迎撃に成功した。昨年末には海自イージス艦「こんごう」のSM3ミサイルもハワイ沖で迎撃に成功している


米原子力空母「ジョージ・ワシントン」が9月25日、横須賀に配備され、韓国の国際観艦式や海自演習に参加した。写真は11月19日、海演で海自艦とフォーメーションを組む「G・W」


空自生徒制度廃止を受け、10月1日、熊谷基地で最後の期の53期生徒に2等空士の階級章を付ける先輩の52期生。この日で3空士の階級は消えた


10月1日から5日間、横浜で開かれた「国際航空宇宙展」で、技本が研究中のステルス戦闘機の実物大試験模型を展示、入場者の注目を集めた


10月19日、3年ぶりに空自・百里基地で開催された航空観閲式。燃料高騰で参加機数は減ったが、迫力ある演出が式典を盛り上げた。写真は3自衛隊部隊を観閲する麻生首相


東大「五月祭」に招かれて講演する田母神前空幕長。半年後、懸賞論文事案で更迭


クラスター弾禁止条約の署名式が12月3、4日にダブリンで行われ日本も署名。 自衛隊は保有する4種類の収束爆弾(写真)を8年以内に廃棄する


12月12日、イラクのアリ(旧タリル)空港からクウェートのアリ・アルサレム空軍基地に無事帰投し、約5年に及んだイラク空輸支援活動を完遂、ダルマに目を入れて祝う16期輸空隊司令の北村靖二1佐。派遣期間中、C130H輸送機は人員4万6500人を空輸した