11/20日付
技本のハイテク技術拝見 手投げ式偵察ロボや3胴艦など近未来の模型ずらり ビルに逃げ込んだテロリストは手投げ式の偵察ロボットで追尾・捜索し、飛来した小型ミサイルは対空レーザーの照射でシーカーを無能力化 。 11月11、12の両日、東京・新宿のグランドヒル市ヶ谷で技術研究本部の20年度研究発表会「防衛技術シンポジウム2008」が開催され、併設の展示会場には試作されたハイテク装備の数々が一般に公開された。 警察無線機などとも通話が可能となる「統合無線機」や航空機用防弾板といった実用化直前のものから、偵察用小型ロボット、3胴型水上艦、対空レーザーなど将来の有望技術、さらにビッグ・プロジェクトのBMD用ミサイル、ステルス戦闘機、新アスロックの模型など、近未来の自衛隊の様相が想像できる装備品が一堂に展示され、企業や大学などの研究者の注目を集めた。 以下は会場に展示されたハイテク機器の試作品や模型。 隊員間で音声や画像のやりとりができる陸自向け「先進装具システム」 滞空型無人機の衝突防止のためのミリ波レーダーによる「状況認知装置」。前方に現れた航空機をいち早く発見、自機を安全な高度に移動させる試験にも成功 輸送機などに装備し、地上から発射された対空ミサイルを無力化するレーザー発射装置「光波自己防御システム」。技本にとっては初の対空レーザー試作品 「07式垂直発射魚雷投射ロケット」として装備化が始まった「新アスロック」の模型。潜水艦の上方に向け超音速で飛翔、落下傘により魚雷を海面に投下する ソフトウエアを入れ替えることにより3自衛隊間をはじめ警察、消防、海上保安庁などとも交信が可能となる「統合無線機」。現在、最終試験が行われている ボウリングの球を楕円にしたような「手投げ式偵察ロボット」の試作品。ゲリラが潜む建物内に投げ込み、遠隔操作で各室内などをカメラなどで探索する 「将来ステルス戦闘機」の飛行データ取得のため5分の1のスケールで製作された全長約3メートルのラジコン機。自己修復飛行制御などの試験も行われた 将来艦艇への導入に向けて研究が進む「3胴船体(トリマラン)」の水槽試験用模型。艦の高速化や広い飛行甲板の確保が可能 「軽量装着型付加装甲」の試作品。金属、セラミックス、複合材などがサンドイッチされ、陸自の装甲車両の前・側面や艦艇の艦橋周囲などに設置可能