10月の朝雲ニュース

10/30日付

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広大な米演習場で縦横に 6師団
初の普特機統合実動演習
 

派米訓練初参加で行進射撃を行う6戦大の74式戦車。発射時の衝撃波で地表の砂が舞い上がっている(ヤキマで)


攻撃中に無線を操作する22普連の小銃小隊員。銃口とヘルメットに訓練用の評価装置を装着(フォートルイスで)


針葉樹林の中を目標に向け前進中の22普連隊員(フォートルイスで)


砂漠に偽装網を張り、派米訓練初となる120ミリ重迫撃砲の射撃を行う22普連重迫中の隊員(ヤキマで)


訓練開始に先立って演習場の上空を偵察飛行する東北方航のUH1多用途ヘリ(ヤキマで)


MINIMI機関銃や89式小銃を並べ、軽装甲機動車などとともに待機する22普連の隊員(フォートルイスで)


記念撮影する日米の参加隊員。派米訓練は、広大な演習場と併せ、実戦的な米軍から学ぶことも多い(ヤキマで)

10月7日から米国ワシントン州フォートルイスとヤキマ演習場で行われていた陸自の平成20年度派米「諸職種協同訓練」が同27日、終了した。(移動を含む全般日程は9月24日〜11月4日)
同訓練は昨年度まで個別に行われていた普通科部隊の派米実動訓練(19年度・加州フォート・ハンターリゲット)と、戦車・対戦車など主要火器部隊の派米射撃訓練(同・ヤキマ)を統合したもので、効率的な訓練施設などを持つ米国で協同部隊の総合戦闘力と日米の相互連携要領の向上を目的に今回初めて行われ、宗像久男東北方総監を担任官、南安広6師団副長を訓練部隊指揮官に、6師団(神町)、22普連(多賀城)、6特連(郡山)、6戦大(大和)、2対戦ヘリ隊(八戸)の434人が参加した。
訓練は2段構成で、前段は普通科、火力戦闘各部隊それぞれの機能別訓練。7日に22普連(菅野茂連隊長)の約190人がフォートルイスで訓練開始式を行い、米陸軍第1軍団第5−2ストライカー旅団第1−17歩兵大隊(大隊長・ジョナサン・ニューマン中佐)と共同で市街地を含む地域での実射を含む機動訓練を実施した。
6師団隷下の各特科等部隊はヤキマ演習場で11日、訓練開始式を行い、南副長は(1)実戦遂行能力の向上(2)射撃訓練成果の適切な評価(3)安全管理の3点を要望。各部隊が国内ではできない長射程射撃や応用射撃訓練を実施した。
後段は22普連がヤキマに移動、特科部隊と合流して火力支援を受けた普通科中隊が敵陣を奪取する総合訓練を行った。
今回の訓練では初めて74式戦車(6戦大)と120ミリ重迫撃砲(22普連)の射撃訓練が行われた。

素晴らしい訓練環境

 以下、訓練参加各部隊長の感想。
 ▽岡田和敏1陸尉(22普連重迫中隊長)「ヤキマで日本全国の先がけとして射撃する重迫中隊長として訓練に参加できて大変光栄。数々の教訓などを持ち帰り全国の重迫中隊に普及できるよう努力する」
 ▽真辺貴史1陸尉(6戦大2中隊長)「74式戦車部隊初の参加部隊長としての重責を認識している。部隊の練度向上にまい進し、全国の74式戦車装備部隊の指標となれるよう頑張る」
 ▽長沢徹志2陸佐(6特連2大隊長)「初の米国訓練で戸惑う面もあったが素晴らしい訓練環境を実感し、全員の努力により数多くの成果を得て、米軍等との交流を図ることができた。この成果を部隊に普及し、さらなる精強化を図る」
 ▽小泉政憲2陸佐(2対戦ヘリ隊長)「広大なヤキマ演習場でAH1Sの能力を最大限に発揮した射撃を追求して練度向上を図り、今後一層、諸職種と連携した“コブラパワー”を発揮できるよう努める」。