8月の朝雲ニュース

8/21日付

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UH-60J救難ヘリが海保巡視船に初着船
空自救難教育隊



海上保安庁の巡視船「みずほ」に着船する空自救難教育隊のUH60J救難ヘリ(8月1日、伊勢湾で)

【小牧】空自救難教育隊は8月1日、伊勢湾で行われた海上保安庁第4管区海上保安本部との協同訓練に参加し、同隊のUH60J救難ヘリが自衛隊機として初めて海保巡視船に着船した。
訓練は同31日に行われる愛知県防災訓練の事前訓練を兼ねて実施。海保からヘリ2機搭載の大型巡視船「みずほ」(5300トン)、空自からUH60J2機とU125A救難捜索機1機、隊員約100人が参加した。
訓練に先立ち、救教隊長の大西一博2佐、連絡幹部の鈴木将司1尉らが4管本部を訪れ、警備救難部長らと調整。空自では海自艦艇への離着艦経験はあるが、巡視船では実績がないため、両者で事前に航空機の機体外寸や飛行甲板の耐荷重、船橋構造物の配置、離着船要領を確認し、離着船に関わる航空法や自衛隊法など法的な問題も解決して訓練に臨んだ。
当日は天候にも恵まれ、UH60J578号機(機長・加藤亮3佐以下5人)が「みずほ」と無線交信しながら接近。同船飛行長から着船に必要な情報と許可を受けた同機は飛行甲板左舷側の最終ポジションでホバリングし、その後ゆっくりと甲板上に移動し、前方の手旗信号員の指示に従って着船した。
UHは海保ヘリよりエンジン出力が大きく、ダウンウォッシュで巻き上がった海水が甲板上に降り注ぐ一幕もあった。訓練は約1時間にわたり続けられ、計7回の離着船を行った。
初の協同訓練を終えた救教隊では「洋上災害発生時の対応能力向上が図れた。巡視船への離着船が可能になれば、救助活動覆域が拡大するとともに選択肢も広がる。今後、全国で同様の訓練が実施できるよう情報発信をしていきたい」と話している。