8月の朝雲ニュース

8/7日付

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500ポンド爆弾2発
南混団担当 破壊滑走路を復旧


空自の「実爆を伴う滑走路被害復旧訓練」で、2発の500ポンド爆弾が模擬滑走路上で爆発した瞬間(写真はいずれも7月23日、大分・日出生台演習場で)


軟弱地盤を想定、地盤改良材を投入する訓練を行うため弾痕に水を注水する隊員


弾痕を砂利などで元通りに埋めて復旧後、表面をならして整地するブルドーザー

破壊された滑走路の被害復旧能力の向上を目的とした空自航空施設部隊による20年度「実爆を伴う滑走路被害復旧訓練」が7月23日、大分県の日出生台演習場で行われた。
今年は初めて沖縄の南混団が担当、さらに北施隊、中施隊、西施隊の全施設部隊と陸自の第5施設団が初参加した。
訓練は、山川龍夫南混団司令を統裁官に、南西航空施設隊司令の幸森登喜男2佐以下約280人が「500ポンド爆弾2発により滑走路が破壊された」との想定で復旧作業を行った。
西施隊を主担当に前もって作られた縦25×横50メートルの模擬滑走路が、隊員たちの見守る中、事前に埋設された2発の爆弾により同時に爆発、破壊された。地表にできた直径約8メートル、深さ約2メートルの二つの弾痕が直ちに被害調査班によって検証され、続いて弾痕復旧小隊が作業を開始した。
まずブルドーザーとショベルローダーが周辺の土砂を素早く除去し、油圧ブレーカーが弾痕周辺のコンクリートの塊に亀裂を入れて細かく粉砕、油圧ショベルとブルドーザーがコンクリート片を手際よく隅に排除した。
途中、雨で軟弱化した地盤を想定して弾痕に水を注入、隊員たちが地盤改良材をショベルで穴に投入する訓練も行った。爆破口はまもなく砂利で埋め戻され、その上をローラーで転圧、グレーダーが表面をならして整地を完了した。
計測員が航空機の離着陸に必要な地盤強度を確認した後、マット班が組み立てた厚さ5ミリ、重さ約3トンのグラスファイバー製マット「FFM」(約18×16メートル)と、金属製のマット「AM2」(約24×16メートル)を重機でけん引し、次々と展張、アンカーボルトで固定した。最後に滑走路に沿って非常用滑走路灯が設置され、作業を終えた。