6月の朝雲ニュース

6/19日付

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石破防衛相 豪ラッド首相と会談
安保協力を拡大へ



会談に先立ち握手を交わすラッド豪首相(右)と石破防衛相(6月11日、東京都内のホテルで)

石破防衛相は6月11日、都内のホテルでケビン・ラッド豪州首相と会談し、日豪の良好な関係を確認するとともに、日豪間の安全保障分野について、昨年6月の日豪外務・防衛相会談(2+2)で合意した安保共同宣言を踏まえ、協力をさらに緊密化することで一致。防衛当局間の各レベルでの交流や共同訓練など具体的な目標に向けて協力していく「新しいレベル」に引き上げることで一致した。翌12日の日豪首脳会談では、今年11月上旬にキャンベラで2回目の日豪外務・防衛相会談を開くことも決まった。
会談には日本側から高見沢防衛政策局長、辻防衛参事官、下平統幕副長ら、豪側はマクレーン駐日豪大使らが同席した。
労働党を率いるラッド首相は昨年11月の総選挙で保守連合のハワード首相を破って就任したが、会談で豪政府は日本との関係を重視、現状の良好な関係をさらに拡大、発展させていきたいとして、外交路線に変更がないことを示した。
さらに首相は「豪日は包括的、戦略的なパートナーであり、米国を加えた豪日米関係は拡大すると考える」と述べた。
これに対し石破大臣は、日豪関係は良好との認識を示すとともに、アジア太平洋地域の協力について「同地域だけでなく国際社会における公共財として日本と豪州の関係を考えていきたい」と述べた。
また「共同訓練といった友好親善関係にとどまらず具体的に達成すべき目標を持って協力していく段階にもっていきたい」として、具体的な議論を防衛相間、事務、制服など各レベルで詰めていく考えを述べた。
安保協力ではラッド首相が、昨年6月の日豪安保共同宣言を踏まえて「安全保障協力をより一層緊密化したい」との意向を示し、具体的には情報面の協力や海軍と海自の訓練などを挙げた。
これに対し石破大臣は「情報面の協力を進めることは重要。海自との協力については基本的に異論はないが、憲法などの範囲内で何ができるか真剣に議論したい」と応じた。