5月の朝雲ニュース

5/29日付

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多国間共同訓練
「コブラ・ゴールド08」(タイ)終わる
海外で初 非戦闘員の退避
現地の邦人も参加して演練



自衛隊による非戦闘員退避訓練で退避邦人のボディーチェックをする隊員(5月17日、タイ中部のタイ空軍基地で)


滑走路に駐機したC130輸送機に乗り込む邦人と、警護する隊員。退避する人々の役には現地の在留邦人が参加した(5月17日、タイ中部のタイ空軍基地で)


PKO訓練で検問所での行動要領を研修する隊員(左側2人)(5月13日、タイ中部のキャンプ・サメサンで)


集まった邦人を前に輸送機への搭乗手順などを説明する隊員(5月17日、タイ中部のタイ空軍基地で)


指揮所訓練に備え他国の要員と調整に当たる隊員(5月15日、タイ・コラートのキャンプ・スラナリで)

5月8日から5カ国約1万2000人が参加してタイで行われていた米・タイ共同主催の多国間共同訓練「コブラ・ゴールド08」のうち、非戦闘員退避活動・在外邦人等輸送に関する実動訓練が同17日、タイ中部のタイ空軍基地で行われた。防衛省・自衛隊が邦人救出訓練を海外で実施したのは初めて。
訓練には日、米、タイなど5カ国から約220人が参加、それぞれの国ごとに実動訓練を行った。日本は、海外で紛争や災害が起きた際に現地の邦人を航空機で安全な場所に退避させることを想定、隊員約20人と現地に滞在している日本人が避難役として参加し、搭乗前のセキュリティーチェックから輸送機への搭乗までを演練した。
参加隊員は機内への危険物などの持ち込みを防ぐため、金属探知機を手に避難邦人の手荷物や身体を念入りにチェック。ヘルメットにゴーグル、防弾チョッキを着用して盾と模擬小銃を構えた隊員が、退避する邦人の両側を囲むようにして滑走路に駐機した輸送機まで誘導した。
訓練調整官の大熊圭介1海佐は「海外でより実際に近い状況で多国籍で訓練ができ、非常に有意義だった」と話した。
同21日にはタイ・バンコク北東のコラート県で「コブラ・ゴールド08」の閉会式が行われ、指揮所演習(CPX)や医療支援など2週間にわたった多国間共同訓練を終えた。