19年度災派実績
派遣規模は大幅増 不発弾処理は減少
出動人員が10万人を超えた19年度災派。写真は中越沖地震でけが人を運ぶ2普連隊員(昨年7月16日、柏崎市で)
統合幕僚監部は5月22日、19年度の3自衛隊の災害派遣と不発弾等処理実績を発表した。
災害派遣は計679件で前年度より133件少なかったが、延べ派遣人員は10万5380人(前年度比8万1105人増)、車両3万6980両(同3万2850両増)、航空機1972機(同963機増)、艦艇117隻(同31隻増)と、派遣規模は前年度を大幅に上回った。
主な災派は、台風4号と梅雨前線の影響で大雨となった熊本県の孤立住民救出のため8師団が7月6日から同20日まで人員約460人、車両160両、航空機5機を派遣。7月16日に発生した新潟県中越沖地震では陸海空自衛隊が8月29日まで人員約9万2400人、車両3万5100両、航空機1200機、艦艇90隻を派遣、被災地での救援活動に当たった。
災害派遣のうち件数が最も多かったのは急患輸送で467件、延べ派遣人員2347人、車両6両、航空機508機、艦艇1隻。このうち離島からの輸送は9割以上の435件に上った。このほか消火活動が120件、人員3225人、車両431両、航空機124機。捜索救助が40件、人員3378人、車両461両、航空機65機、艦艇6隻、その他が43件、風水害・震災対処が9件などとなっている。
不発弾等の処理は陸上で発見されたものが1310件、36・2トンで、前年度比1093件、26・4トンの減だった。このうち沖縄県内で発見・処理されたのは772件、23・2トンで全国の約64%を占めた。
海上で発見、処理された機雷その他の爆発性危険物は、機雷が3個、約1・8トン、その他の爆発性危険物は1523個、約8・1トンだった。