陸自の「非常勤隊員」東北方からスタート
指導員9人を採用
自動車教習所 各方面隊へ順次拡大
自動車教習所の非常勤隊員に応募、陸自隊員から試験について説明を受ける受験者(4月1日、多賀城駐屯地で)
陸上自衛隊は20年度から新たな人事施策として「非常勤隊員」を導入、これまで「臨時勤務」として後方業務に派出されていた一線部隊隊員の原隊復帰を進める。
20年度は、陸自自動車教習所の大型自動車免許教習に従事可能な教習指導員資格保有者と、自衛隊地方協力本部の募集・援護業務要員として民間からの非常勤隊員の採用を計画。
その第1弾となる「自動車教習所非常勤隊員」の選考採用試験が3月31日と4月1日、東北方の仙台、多賀城両駐屯地で行われ、9人の非常勤教習指導員が初採用された。
この制度は、現在、政府主導で進められている「総人件費改革」の一環で、防衛省・自衛隊でも各分野での非常勤隊員やOBを対象とした「任期付き自衛官」の採用が進められている。
今回、東北方では、まず一般公募を行い、応募者に対して身体検査・車両適性検査・面接・実技・口述試験を実施し、9人を採用したもので、合格した非常勤隊員は今年度、八戸、岩手、多賀城、福島各駐屯地の自動車教習所で大型免許の実技教習などに当たる。
東北方に続き、今後、他方面隊などでも同様に自動車教習所向けに非常勤隊員を採用、計画では毎年採用人数を増やし、平成22年度末までには約200人を採用する予定。
陸自は今年度中、常備自衛官定員が約1000人削減されるため、今後、マンパワーの不足を非常勤隊員などにより補完していく。また、全国の地方協力本部でも今夏から、募集・援護業務部門で即戦力となる非常勤隊員の採用を開始する予定だ。