3月の朝雲ニュース

3/27日付

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衝突・情報流出・火災 3事案の懲戒処分
免職2、停職17、減給など


防衛省は3月21日付で護衛艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事案、イージスシステムに係る特別防衛秘密流出事案、護衛艦「しらね」の火災事案に対する関係者計88人の懲戒処分を行った。また、防衛大臣は給与月額と議員歳費月額の差額に相当する額の2カ月分(約32万円)、副大臣、政務官は同1カ月分を国庫に返納する。
処分内容は、護衛艦と漁船の衝突事故で増田事務次官を事故後の対応不十分として減給2カ月10分の1、運用企画局長、海幕防衛部長、3護群司令を訓戒、63護隊司令を戒告としたほか、大臣への報告遅延で海幕運用支援課長を注意、海幕当直自衛官を訓戒とした。艦長以下、「あたご」乗員の懲戒処分は、今後の調査などを踏まえて検討するとしている。
吉川海幕長は3事案すべてに責任があったとして減給3カ月10分の1、海幕副長は衝突事故と特別防衛秘密流出事案で戒告、自艦隊司令官は衝突事故と「しらね」火災事案で減給1カ月15分の1、護艦隊司令官は同1カ月10分の1、「しらね」艦長は特別防衛秘密流出事案と「しらね」火災事案で同1カ月10分の1。
また、特別防衛秘密流出事案では、違反当事者として、日米相互防衛援助協定に伴う秘密保護法違反とされた1海尉と無許可で特別防衛秘密を保有、海自調査委員会から事情聴取されたあと一時行方をくらましていた1海尉の2人を懲戒免職としたほか、無許可で同秘密のデータを作成、持ち込み、保有していた3海佐ら17人を停職40日〜1日、無許可で同情報を引き継いでいた1海尉ら7人を減給1カ月30分の1、同秘密を一時保有していた1海尉ら10人を戒告、同じく一時保有の2海曹を訓戒とした。
秘密保護法違反で逮捕・起訴された3海佐は懲戒手続き中としている。
管理監督者としては、当時の海幕長だった斎藤統幕長を減給1カ月30分の1のほか、当時の1術校1教部長2人と現1教部長を同1カ月30分の1、当時の1教部砲術科長3人を同1カ月10分の1、当時の艦艇開発隊司令、同1術校長、現1術校長の3人を戒告、秘密を保有していた隊員の部隊長ら4人を訓戒、同一時保有の隊員の部隊長ら7人を注意処分とした。
護衛艦「しらね」の火災事案では、管理監督者として1護群司令を戒告、事故防止等に係る関係者として船務長、電測員長の2人を減給1カ月15分の1、艦内で家電製品を使用していた関係者7人を口頭注意、2人を訓戒、注意、CICドア管理関係者1人を戒告、2人を注意、1人を訓戒、報告、通報する立場にあった者2人を注意、口頭注意とした。