中越沖地震
災派延べ5万1000人に
給水支援など続く

水トレーラーを空自岐阜基地からやってきた給水車につなぎ、中越沖地震の被災住民に給水する陸・空自の隊員(7月22日、新潟県柏崎市内で)
新潟県中越沖地震の発生から2週間、被災地の柏崎市や刈羽村ではインフラが少しずつ復旧しているが、現在も水道やガスなどが利用できない地域では、住民は自衛隊の給水・給食・入浴支援などに頼る状態が続いている。
7月30日現在、現地には陸自約3300人、海自艦艇3隻、空自約130人の災派部隊が展開し、全国から持ち込んだ給水車両約360両、炊事車144両、野外入浴セット23基で被災者の支援にあたっている。
陸自は柏崎市など103カ所に給水ポイントを設置、過疎地に水トレーラーを巡回させているほか、避難所を中心に41カ所の拠点で給食支援を行っている。
夏場に欠かせない入浴支援では、陸自が21カ所に野外風呂セットを開設、海自も掃海母艦「うらが」が柏崎港岸壁に仮設入浴施設を設置、1日約8000人が利用している。このほか避難所への冷房用氷柱の輸送や病院への給湯、関越自動車道・越後川口SAの路肩整備なども行っている。
25日にはアルジュマイリ駐日イラク大使が被災地を訪れ、住民を励ますとともに、かつてイラク・サマワで復興支援活動に当たり、いままた新潟で救援活動に従事している隊員らを激励した。
26日には陸自東方音、1音、12音、在日米陸軍296軍楽隊の日米音楽隊が現地を訪れ、15カ所の避難所などで「がんばろう! 輝く柏崎コンサート」を開催、大勢の被災住民を力づけた。
30日現在、3自衛隊の災派規模は人員延べ5万1000人、艦艇71隻で、支援実績は給食61万食、給水1万7500トン、入浴者は9万人に上っている。