6月の朝雲ニュース

6/8日付

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アジア安保会議
長官、軍による救援の意義強調


額賀防衛庁長官は6月3日、シンガポール市内のホテルで開かれた第5回アジア安全保障会議で「国際的な安全保障のための軍の展開」と題しスピーチした。
長官は冒頭でインドネシアのジャワ島中部地震災害に対し哀悼の意を示すとともに、「医療などの支援のため自衛隊部隊の派遣を命じた。現地の一日も早い復興を望んでいる」と述べた。
スピーチで額賀長官は、国際テロや大量破壊兵器と運搬手段の拡散といった新たな脅威、大規模災害など、国際社会は共同して取り組むべき多くの安全保障上の課題を共有しているとの認識を示したうえで、「古典的には、海外への軍の展開は他国の利益を犠牲にするものだったが、今日では海外への軍の展開は軍を受け入れる国や国際社会全体のためになされ、利益となっている」と指摘。
さらにわが国の防衛政策や日米同盟強化の考え方、日本が国際平和協力活動にかかわってきた経緯などを述べた後、「アジア太平洋地域には政治体制、経済発展、社会条件に大きな多様性があり、個々の国にはそれぞれの制約や感受性がある。しかし、創造的になれば地域諸国の協力の障害にはならない。受け入れ可能な容易にできることから始めればよい」と提言し、マラッカ海峡の安全保障で沿岸国の協力を高く評価した。
また、軍組織による災害救援活動について、「内戦後の復興支援や平和構築などの分野にも広がりを持ちうるものであり、今後の国際協力のあり方を考える上でも重要なテーマ。アジア各国との間で共通の認識を期待したい」と述べた。