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 めざせ!体力強化 <20>フットサル②

 初の海自大会も開催され、体力づくりに効果的な競技としても注目されるフットサル。今年4月の全自サッカーを制した下総航空基地サッカー部のスタッフに取材したなかから、先月号に引き続き今月号はドリブルとシュートのポイントを伝える。(2015年10月15日付「自衛隊スポーツ」)

ポジショニングの基本は"四角形の陣" 
基礎技術を磨き、戦術を練りゲームに

(撮影協力・下総サッカー部=木村洋助士長①・②、木村晋作士長③、伊藤拓馬1士④)

 ◇フェイントでかわす
 フットサルはサッカーと競技性が似ているが違いも大きい。特にコートサイズは4分の1ほどと狭く、下総サッカー部部長の菊池幸也3尉は、「小さいタッチで、(ボールを)早く回す必要があります」と話す。

 DFをかわすドリブルは、正面の相手を抜く場合は、インサイド、アウトサイドなどでボールを操り「(相手を)左右に振り、回り込んでください」と同部主将の鈴木徹3曹。

 右に抜く場合、左に抜くと見せかけて(フェイントをかけ)=写真①、アウトサイドで右に蹴ってDFをかわす=同②

 ◇しっかりコース狙う
パスやドリブルを駆使し、敵陣前で蹴り込むシュートは、多くは1、2歩踏み込んでインステップキックで蹴る=写真③

 フリーで打てるケースは少ない。ボールをもらい、あるいはドリブルで進んだ後「いかに強く速く蹴れるか」(菊池部長)がポイントになる。

 DFが守備態勢に就く前に速攻で攻めるのも有効。ゴールはキーパーが立つ真ん中を避け、サイドネットを狙う。

 より高度なボレーシュートもある。パスなどで上げられたボールに対し、蹴りやすいところに動いてダイレクトに蹴り込む=写真④。「大振りせず、強く蹴ることより、しっかりとコースを狙うことを意識してください」と菊池部長。

 ポジショニングの基本は、キーパーを除くプレーヤー4人がコートに四角形あるいは菱形(の4隅)になるように立つ。空いたスペース、ボールを持っていない選手の動きも重要。「声を掛け合い、(自分がディフェンスする選手の)受け渡しもしっかり行ってください」と鈴木主将。

 パス、ドリブルなど基礎技術を磨き、戦術を練ってゲームに勝利したい。

 

 

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