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 防衛関連ニュース

一般予備自衛官から即応予備自衛官誕生
第1期生3人最終訓練
(2020年7月1日)

2020年7月29日更新

 即自任官の資格を得た森下予備3曹(左)らに即自以上が着けられる常備隊員と同じ鉄帽を授与する齋藤38普連長(中央)=写真はいずれも7月1日、陸自多賀城駐屯地で

 即自への最終訓練を終え、38普連の隊員から拍手で出迎えられる森下予備3曹(先頭)ら。右は訓練助教の坂下2曹

 最終訓練で〝負傷した〟隊員に対する応急救護を行う一般公募予備自たち

 「東日本大震災を経験し、自分も助ける側に立ちたいという気持ちが強くなり、即応予備自衛官に志願した」――。今月発生した九州豪雨災害でも約200人が招集されるなど、近年、即応予備自衛官の活躍が目立っている。これまで即自になる道は「自衛官経験者」に限られていたが、2019年度から「一般公募予備自経由」でも志願が可能となった。その〝第1期生〟3人の最終訓練が7月1日、多賀城駐屯地で行われ、「一般人からの即自」が晴れて誕生した。(文・写真 菱川浩嗣)


製造業や営業マンと職種様々

 「一般公募予備自」から即自を目指し、この日の最終訓練(担任・38普連=多賀城)に臨んだのは森下佑也予備3曹(39歳、岩手地本所属)、本多公栄予備3曹(39歳、同)、坂本恭啓予備士長(35歳、福島地本所属)の3人。

 森下予備3曹は製造業の会社員、本多予備3曹は社団法人の営業マン、坂本予備士長は農業に携わりながら「非常勤の自衛官」を目指している。

 3人は多賀城駐屯地に出頭後、装備を整えて戦闘訓練場に進出し、空包射撃、匍匐前進、応急救護など、練度の最終判定に挑んだ。連隊本部管理中隊の坂下靖2曹らが指導し、判定の結果、3人とも無事に合格、即自となる資格を得た。

 ハイポート(控え銃で駆け足)を行いながら38普連隊舎前に帰隊した3人を、連隊の隊員が整列して拍手で出迎えた。引き続き訓練修了式が行われ、森下3曹が代表して・・・

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森下予備3曹 東日本大震災で被災経験「助ける側に立ちたい」

 民間出身の即応予備自衛官第1期生となった森下予備3曹は、父親が経営する岩手県大船渡市の製造業「メイクモリシタ」に勤務。自衛隊が好きで各駐屯地の記念行事などにも足を運び、その気持ちが高じて平成15年、予備自衛官になった。

 平成23年、東日本大震災による津波で自社の工場などが被災した。失意の中、目の前で人命救助や瓦礫撤去など献身的な活動を続ける自衛隊の姿に勇気づけられ、「自分も第一線で、被災者を助ける側に立ちたい」と即自への志願を考えるようになった。

 昨年、・・・

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即自への門戸開放で湯浅陸幕長「雇用企業の理解あってのもの」

 湯浅陸幕長は7月2日の記者会見で、一般公募予備自の即自への門戸開放について、「即自は有時の中心戦力を増強する役割があり、非常に重要だ。制度が機能するため、今回、実際に志願してくれる人が現れ、我々が任用できたことは意義がある」と語った。

 陸自の即応予備自衛官制度は1997年、災害や有事の際の自衛官の必要数を補うために創設された。これまでに東日本大震災や昨年の台風19号災害などで招集され、活動に当たった。今月の九州南部豪雨でも招集がかかり、常備隊員とともに生活支援などに当たっている。

 一般公募予備自が即自になるには、予備自補(応募資格18歳~33歳)試験に合格し、3年以内に50日間の招集訓練に参加し、予備自衛官になることが必要。階級が予備2尉~予備1曹の場合は52歳、予備2曹~予備2士は50歳に達するまでに、約40日間(3年以内に要修了)の訓練をこなし、基本特技を修得することで即自任官の資格が得られる。そのため・・・

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