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 防衛関連ニュース

<ビッグレスキュー その時に備える>
 第30回 河合良晃氏 五條市

2020年5月12日更新

 「自治体間の協定」で大雨災害を受けた愛媛県宇和島市に派遣され、救援活動にも従事した五條市の河合良晃奈良県五條市危機管理課参事(元2等陸佐)(左)ら

 「熊本地震」の発生で同県に派遣され、陸自高遊原分屯地で隊員から被災状況を聞く河合参事(右)ら五條市の防災職員

防災の最前線に立つには広範・多岐な知識が必要

1 はじめに 

 五條市は紀伊半島のほぼ中央部、奈良盆地の南西部に位置する人口約3万人の自治体であり、日本一の柿の名産地として名高い町です。豊かな自然に恵まれ、山紫水明の地ではありますが、平成23年には「紀伊半島大水害」に見舞われ、甚大な被害を受けました。そのため、市としては災害に対する意識が高く、防災行政無線の整備や各種協定の締結等のほか、県と連携して自衛隊誘致にも取り組んでおります。

2 平時と有事

 市町村の防災行政の特性は、「現場」にあると思います。市町村は国・県と同様に地域防災計画等を作成し災害に備えるとともに、地域住民とともに、各種活動を通じ防災能力の向上に努めています。また、職員はいざとなれば災害現場において直接の対応も求められます。

 私は危機管理課において、防災行政無線の整備や地域防災計画等の策定を担当するとともに、危機管理課長以下14名のうち、6名の人員をいただき、危機管理および生活安全に関する業務にあたっております。平素は事務的な仕事が主ですが、一朝事あれば現場に駆け付けねばならないことも少なくありません。平成30年の台風24号では、道路の崩落情報を受け、警察や担当部課等に連絡するとともに、現地に急行し、道路封鎖や交通誘導にあたりました。その結果、通行車両による2次災害を防ぐことができました。

 また私は奉職後、4年間で3度の他県への災害派遣に従事しました。特に最初の「熊本地震」は勤務開始後約2週間での派遣であり、協定自治体の被災状況とニーズ確認のため、直ちに出発しました。状況不明の中、危機管理監以下3名の編成で夜を徹しての強行軍となり、現地進出後・・・

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